『47都道府県の純喫茶』お客さんの気持ちに寄り添う110軒の物語

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『47都道府県の純喫茶』。
以前、カフェボンボンのこちらの記事でご紹介した本が、装いも新たにオールカラーで復刊しました。本の刊行直後に亡くなった著者の遺志を継いだ一冊となっています。
『47都道府県の純喫茶 愛すべき110軒の記録と記憶』
著者:山之内遼
出版社:実業之日本社
純喫茶は疲れた心やからだを休める場所。そこにいつでも帰れると思うだけでほっとする。日本各地のさまざまな街に、お客さんの気持ちに寄り添うお店がたくさん存在します。
どの店も古い歴史をもち、それぞれの物語がある。一か月だけ手伝うつもりが、気がつけば四十年なんて方もいます。東日本大震災で失われ、険しい道のりを乗り越えて再開したお店もあります。その歴史の重さゆえ、気軽に入りにくいという人もいるかもしれません。でも、純喫茶ってチャーミングなところなんです。
著者の山之内遼さんが「これぞ純喫茶だ!」と思うポイントのひとつが、ミルクセーキやクリームソーダがあること。あと、お客さん同士の会話があることだそうです。親しみやすくていいですね。
この本が刊行されたのは2013年。純喫茶保存協会会長の著者が全国の純喫茶を取材し、その歴史と物語をまとめあげました。東京や大阪の大都市だけでなく、日本各地の素晴らしい純喫茶を紹介したいという思いが詰まっています。
「純喫茶を通して現代を描き、未来を見つめていきたい」と書いた山之内さん。残念ながら閉店してしまったお店もありますが、いまもどこかの街で純喫茶の物語は続いているのだと思います。愛すべき純喫茶と出会える一冊をぜひ。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
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