滋賀の名産は他では手に入らないもの揃い!選び抜いた5品がすごい!
滋賀県が「日本のへそ」と呼ばれるのは、日本のほぼ中央に位置し、日本最大の湖である琵琶湖があるからです。琵琶湖の周辺は、景観が美しいだけでなく、古くから交通や文化の要所として栄えてきたため、名産物もたくさん生まれてきました。歴史ある滋賀を訪れたら、名産品を手に取らないで帰るわけにはいきませんね。ここでは、数ある名産の中から、特に選りすぐりの5品を紹介していきましょう。
中村陶器 【 信楽焼のたぬきの置き物 】
「信楽焼」は、滋賀県の名産であり、古くから受け継がれてきた伝統ある焼き物です。
平成29年度に日本遺産に登録された「日本六古窯(ろっこよう)」は、備前・瀬戸・常滑・越前・丹波そして信楽の伝統ある焼き物の産地です。その信楽から中村陶器の愛らしい信楽焼のたぬきの置物を紹介しましょう。
たぬきの置物は昔から「競争に勝つ」「商売繁盛」「家内安全や火除けの縁起物」として長く愛されてきました。愛嬌のあるユーモラスな表情のたぬきは、高さ18cmと小さなサイズなので、玄関先だけでなく場所を選らばずお好きなところに飾れますよ。
カルネ・ジャパン【 甲賀豚の焼き豚 】
滋賀県の近江八幡市の名産といえば近江牛が頭に浮かびますが、豚肉もまた新しい名産となってきています。近江牛専門問屋で120年以上の歴史を持つ近江牛の卸・小売カルネ・ジャパンが、培ってきた肉の目利きとして甲賀豚焼き豚に取り組み、新たなブームになっています。
乳酸菌で育てられた甲賀豚の旨みの強い肩ロース部位を厳選し、熟成させた特製のタレに漬け込んだ後、昔ながらの直火釜でじっくりと焼き上げた「手作り直火焼き 甲賀豚の焼き豚」が家庭でも召し上がれます。
そのままお酒の肴に、ラーメンなどの具として、さらに野菜と一緒に焼いても美味しいですよ。
藤本酒造【 長期熟成純米仕込梅酒 】
滋賀県甲賀市は、滋賀県と三重県の県境に位置していて「忍者の里」として有名です。
忍者が修行をするほどの厳しい山間で育った青梅は、美味しい梅酒の原料となります。240年以上前の江戸中期に創業された藤本酒造は老舗の酒蔵で、そこで熟成された純米原酒に梅を漬け込んだ逸品「平成13年製造長期熟成純米仕込梅酒」はいかがでしょうか?
穏やかな立ち香でありながら、口に含んだ瞬間に芳醇な香りが広がり、後口には梅の心地よい苦味と古酒の余韻が漂います。和洋問わず食前酒として、炭酸などで割ってカクテルにしても楽しめる甲賀生まれの名産、極濃醇梅酒をぜひご賞味ください。
鈴木扇子店【 近江扇子 】
扇子と聞くと、艶やかな柄の京扇子を思い描く人も多いかもしれません。実は、京扇子の骨部である扇骨は滋賀県高島で作られており、国内産のほとんどが高島産であることはあまり知られていません。
300年以上の伝統を持つ高島扇骨に和紙を貼って仕上げたものが、滋賀名産の近江扇子です。クーラーなどの冷房装置の出現によって扇子の需要は激減したものの、近年その便利さやファッション性が見直されており、愛好者が増えてきています。
ここで紹介する滋賀名産近江扇子は、金砂子とカラフルなラインが入っていて、上品でありながら和装でも洋装でもしっくりと馴染みます。季節や性別を問わず、どんなシーンにもマッチする扇子は、絶対に「どこで買ったの?」と聞かれること間違いありません。
株式会社鮎郷【 天然小糸鮎山椒煮 】
滋賀県の名産には、他地方では獲れない琵琶湖の魚を使ったものがあります。代表的なものが鮒寿司や小鮎の佃煮でしょう。
小鮎は子供の鮎ではなく、成魚でも10cmくらいの小ささであることから「小鮎」と呼ばれます。これは、川鮎が藻を食べて大きく育つのに比べ、琵琶湖の小鮎はプランクトンを餌にするため大きくならないからです。川鮎に比べて苦味が少なく身が柔らかいので、濃い味付けをしなくても美味しい佃煮は、昔から滋賀の名産として重宝されてきました。
小糸漁という琵琶湖の漁法で得られた小鮎を葉山椒と一緒にあっさりと炊き上げた名品は、鮎池元・吉本の伝統の味付けで、薫り高く上品な味わいです。
滋賀県の名産5品を紹介しましたが、いかがでしたか?
どれも歴史ある街の伝統の中で受け継がれてきた逸品ばかりです。グルメな品だけでなく、信楽焼や近江扇子などもギフトにしてもきっと喜ばれることでしょう。滋賀県には彦根城や甲賀忍者の里などの歴史ある場所以外にも、新しく作られた琵琶湖テラスなども名所になっていて、飽きることのない土地です。訪れた際は、ぜひおすすめの名産品を手にとってみてくださいね。
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