会計業務を悩ます「属人化」の問題、会計ソフトとの「データ連携」でスピーディに効率化を実現するには?

会計業務の「データ」に関する課題 経理や人事、総務といったバックオフィス部門でも業務変革の重要性が認識され、多くの企業がDXに取り組んでいます。バックオフィスには人事、給与、会計といった基幹業務システムが導入されており、周辺業務についてはそれぞれの部門において効率的な業務の進め方がなされているのが一般的です。 会計業務でよく利用されるExcel たとえば、代表的な会計業務にスポットを当ててみると、関数を駆使するだけで簡単に集計、グラフ化が可能なMicrosoft Excelが、利用ユーザーの多さもあって周辺業務を処理するツールとして広く利用されているのが現状でしょう。そして、業務改革を進める際に、こうした「会計業務におけるExcel管理」による業務課題が顕在化しているのです。 便利であるがゆえの「Excel依存」問題 たとえば、Excel内のデータを別システムへ投入する際、手作業ではケアレスミスが発生する可能性があり、そこからエラーが誘引され正しい結果が得られなくなるというリスクが生じます。 こうしたリスクに対応するため、Excelのマクロ機能を駆使して特定の処理を自動化したり、シートに数式を簡単に組み込んだりすることが可能です。しかし、仕様書や設計書が作成されないことも多く、マクロや数式を組み込んだ本人でないと機能の改修が難しくなるブラックボックス化の問題があります。 そのため、Excelシートを制作した担当者がいなくなってしまうと、誰もそのシートを改修することができなくなってしまうのです。 さらに、Excelを用いた業務改革の場合、他部署で使用しているExcelのバージョンが異なることに起因するエラーも、避けて通ることができない問題です。 Excelそのものは業務アプリケーションとして広く普及する便利なツールという側面があります。そこで、Excelを適材適所でうまく活用しつつ、上述したような問題を解決するようなアプローチが求められるのです。 システムが散在することで生じる「サイロ化」問題 また、IT化やクラウド活用が進んだことで、業務ごとに社内外にシステムが散在し、それらを業務に応じて使い分けることで生じる「サイロ化」問題もあります。たとえば、営業部門と経理部門で利用しているシステムのデータが連携しておらず、データの分断が起きているため非効率
情報元サイト:「アステリア株式会社」
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