【行ったつもりシリーズ】小江戸・川越をめぐるサイクリング②~徳川家ゆかりの寺社と「通りゃんせ」

徳川家光ゆかりのお寺「喜多院」。家光「誕生の間」や538体の羅漢像が並ぶ「五百羅漢」は見学できる。拝観料:大人400円(撮影:光石 達哉)
読んでいるうちに行ったつもりになれるかもしれない、プチ旅行の紀行文コラム「行ったつもりシリーズ」。
今回は小江戸とも呼ばれる埼玉県川越市へ。蔵造りの町並みを始めとするレトロな雰囲気で人気急上昇中の観光地を自転車でさくっと回ってみた。後半は寺社めぐり。
 
徳川家ゆかりの寺社
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童謡「通りゃんせ」 発祥の地
縁結びの「川越氷川神社」
 
徳川家ゆかりの寺社
喜多院には駐輪場があった。訪れた当時は初詣が近いからなのか、出店の準備が始まっている(撮影:光石 達哉)
日が短い時期はあまり遠出したくないなと思い、川越へ。前半は観光客でにぎわう蔵造りの町並みを中心に見て回ったが、後半は周辺に興味深いお寺や神社がいくつかあるので、立ち寄ってみた。
大正浪漫通りを南に抜けて、東へ約1km。「成田山川越別院」、「喜多院」などの寺社がある一角にやってきた。駐輪場のあった喜多院の方から散策。約1週間後の初詣の準備なのか、順路を示す看板なども出ていたりしている。
ここは平安時代の830年に無量寿寺として開かれたが、江戸時代になった1612年、徳川家康に仕えた天海僧正により喜多院とあらためられたという。1638年の大火で建物のほとんどが焼けたが、3代将軍・徳川家光が江戸城から客殿、書院などを移築。それら「家光誕生の間」「春日局化粧の間」と伝えられる部屋が、今でも残されているという。
 
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徳川家康を祀る「仙波東照宮」。日本三大東照宮のひとつとされるが、人影もなくこじんまり。石段の下には新しいカフェがオープンしていた(撮影:光石 達哉)
境内を南側に進むと、日本三大東照宮のひとつ「仙波東照宮」がある。残る2つは栃木の日光東照宮と静岡の久能山東照宮で、実は3番目を名乗っている東照宮はほかにもいくつかある。
ここは三大と呼ぶには小さな東照宮だが、それなりの根拠があるようだ。家康の遺骨を久能山から日光に運ぶ途中、天海僧正が喜多院で4日間法要を執り行い、のちに東照宮が造られたとのことだ。
 
「成田山川越別院」。本堂の中に入ってお参りできた。毎月28日は蚤の市(骨董市)でにぎわうそうだ(撮影:光石 達
情報元サイト:「mimiyori」
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