「AI相談パートナー」に生成AI機能を追加し7月にリリース ~横須賀市の実証実験で相談業務の高度化を確認、住民サービスのさらなる向上へ~

株式会社アイネス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:服部修治、以下 当社)は、自治体相談業務支援サービス「AI相談パートナー」に生成AIを活用した機能を実装し、7月に正式リリースすることをお知らせいたします。横須賀市(市長:上地克明)において2023年9月から24年3月まで実証実験を実施し、相談業務の高度化と多様な住民相談サービスに大きく貢献できることを確認しました。
1.背景
横須賀市は「誰も一人にさせないまち横須賀」というスローガンを掲げ、誰もが安心して生活できる環境の実現を目指しています。その取り組みの一環として、市は総合相談窓口「ほっとかん」を設置し、福祉分野における複雑な課題を抱える住民への支援強化に努めています。
当社はこの取り組みに貢献すべく、相談業務の効率化と職員の事務負担軽減を目的とし、AI相談パートナーに生成AIを活用した要約機能を新たに実装しました。生成AIの要約機能が記録票作成においてどの程度有効か、今回の実証実験で実際のデータを用いて検証しました。
2. 実施概要
 目 的:相談業務における生成AI活用効果と職員の業務効率の検証、および運用上の課題整理
対 象:横須賀市福祉こども部地域福祉課の相談業務
期 間:2023年9月19日~2024年3月31日
今回の実証実験は、相談業務における機微な情報の厳正な管理、閉域網を活用した「Azure OpenAI Service」との連携など、情報セキュリティの確保に重きを置いて実施しました。
横須賀市職員への事前調査から、生成AIを活用する場面を、業務の効率化に有効と思われる相談時の会話の内容を要約することに絞って機能を検証しました。その際「相談全体の流れ」と「要点」が整理され、そのまま記録表に流用できる精度が求められました。
生成AIに指示を出すプロンプトでは、まず何を生成すべきか(役割)を明確に記述し、次に「記録の観点」として必要十分な項目を詳細に設定した上で実証を開始しました。
 
【画面1】従来の会話の文字起こし画面
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0NzU0NSMzMzYzMjkjNDc1NDVfbHh2RlFSd0xwSi5qcGc.jpg ]
【画面2】文字起こし(左)から内容を要約して表示(右)
情報元サイト:「ValuePress!」
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