米Tricentis、日本法人設立で企業のDXを推進 基幹システム刷新にテスト自動化で貢献

同社製品は、ノーコードでのテストケースの作成から実行、本番移行後の保守まで継続した利用が可能で、データ移行も自動化している。国内の事例として、伊藤忠商事が25年間使用したSAPのERPから「S/4 HANA Cloud」へ移行した際の支援を紹介。テスト自動化によって実行時間を38%短縮、工数を65%削減したという。
国内では、経済産業省が、既存システムの老朽化を放置すると、25年以降に競争力が大きく低下することを「2025年の崖」として警鐘を鳴らし、企業にDXの推進を呼びかけている。基幹システムへの採用が多いSAP製品の一部バージョンが25年末に保守期限を迎えることもあり、最新製品などへの移行を早急に進めることが課題になっている。
Tricentis Japan 成塚 歩 代表執行役
日本法人Tricentis Japanの成塚歩・代表執行役は、「2025年の崖」問題もあり、国内でシステム刷新の需要は非常に高まっているとして「IT人材の不足が顕著な中、テスト自動化はニーズが高い」と説明。パートナー網を今後拡大する方針を示し「グローバルのパートナーとビジネスを進めつつ、国内でSAPの構築に強いパートナーとDX推進に貢献していきたい」と意気込んだ。
(堀 茜)
情報元サイト:「週刊BCN+」
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