九州をデジタルノマドの島にしたい HafH創業者・大瀬良亮の新たな船出

デジタルデバイス片手に世界中の国や地域を旅しながら自由に働くライフスタイルを送る「デジタルノマド」が欧米の若者の間で増えている。そんな中、2023年10月、世界24カ国・地域から福岡市に集まったデジタルノマドが1カ月間にわたって地域の事業者や住民と交流し、文化に触れた。国内初とされる〝自治体による海外デジタルノマド誘致事業〟を取り仕切ったのが大瀬良亮氏だ。クオリティーズが以前、彼を取材したのは4年前のこと。国内外に事業を展開する旅のサブクスサービス「HafH(ハフ)」の共同創業者として話を伺った。新卒で入社した電通時代に数々の“得難い経験”を積み、その体験とスキルを持って、同じ長崎出身の同級生と創業。地方の可能性を探求しながら事業を創造し、実装させていく大瀬良氏の行動力に、これからのローカルプレイヤーのあるべき姿を見た。 4年前のインタビューはこちらからそんな彼が、2022年に新会社を設立、福岡を拠点に別の道を歩き始めているという。その新たな船出と目指す先について改めて話を聞いた。[プロフィール name=”大瀬良亮” message=”おおせら・りょう/1983年長崎市生まれ。2007年筑波大学卒業後、株式会社電通入社。2015年内閣官房に出向し首相官邸SNS監修。2018年株式会社KabuK Styleを共同設立し、翌年旅のサブスクサービス「HafH」をリリースした。2022年9月株式会社 遊行(ゆぎょう)を設立。金沢大学先端観光科学研究所特任准教授、一般社団法人日本デジタルノマド協会幹事(2023年7月~)”]「福岡は居心地がいい」と海外のデジタルノマドが称賛「福岡が気に入った。市内やその周辺で空き家があったらぜひ購入したい」昨年10月、複数の外国人から、大瀬良氏はそんな相談を受けたという。「彼らの福岡に対する評価は想像以上に高いものでした。海が近くて緑も多く、食事もおいしい。東京は『too busy』。大阪は『too powerful』。そして福岡は『cozy』(=居心地がいい)というのが彼らの共通した感想です」福岡を気に入ったという彼らは、国内初の官民連携による海外デジタルノマド誘客プロモーションの一環としてやってきた総勢50人のデジタルノマドたち。福岡市・福岡観光コンベンションビューローから受託した事業で、1カ月間福岡に滞在。カンファ
情報元サイト:「Qualities」
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