明日のマンション特集/付加価値で差別化戦略/賃貸物件の新潮流/強みでニーズに応える

市況、「当面は好調」/三菱地所リアルエステート 三菱地所リアルエステートサービスは、賃貸マンションの市況観などについて、東京23区と大阪市所在の賃貸マンション関連事業従事者を対象にアンケートを行った(回答数142件)。市況の見通しは都心回帰による高需要を背景に、「当面は好調」との見通しが大勢を占めた。 一方、「供給過剰」と「高齢化の進行・世帯数減少」による需給バランスの不均衡が今後の懸念となっている上、「物価・資源価格・人件費高騰」やSDGs対応コストなどの建築費、管理運営コストの上昇分を賃料に反映しきれない状況も懸念すべき事項と考えていることがわかった。 賃貸マンション事業の課題は「投資(取得)戦略の見直し」が最多で、次いで「管理・運営コストの削減」だった。 また、回答者らが注力している施策やトレンドの最多は「付加価値サービスの提供」で、 「専有部/共用部の仕様・設備・機能の更新・見直し」も引き続き上位にランクインした。供給過剰の市況の中で、他物件との差別化に注力していることがうかがえる結果だった。立地と設備で勝負/住友不動産 住友不動産が東京都中野区で開発した「中野ステーションレジデンス」は、JR中央線・総武線中野駅からペデストリアンデッキ直結で徒歩2分の好立地に所在する。同物件は免震構造の高級賃貸タワーレジデンスとして開発し、敷地面積は4404平方㍍、地上37階地下2階建て、総戸数は396戸。間取りは1K~4LDK(26~211平方㍍)と多様なプランを用意した。 2階エントランスは、鍵を持っているだけで扉が自動で開く。コンシェルジュ付きのエントランスがあり、タクシーの予約やクリーニングの受け渡し、不在時に宅配物を保管(冷蔵・冷凍対応)に対応する。21階以上の各階には宅配ボックス(常温)を設置した。 1階は車寄せや24時間利用可能な入居者専用フィットネスルームを設けた。フィットネスルームの使用料は賃料に含まれる。 賃料は1K(約27平方㍍)が約16万円、1LDK(約48平方㍍)が約30万円、2LDK(約72平方㍍)が約50万円、3LDK(約150平方㍍)が110万円、4LDK(約210平方㍍)が約210万円という。 総戸数は多いが、約1カ月の募集で3割弱の入居が決まった。特に1LDK以上は、各間取りに対して面積を大きくしており、大きい面積帯は
情報元サイト:「週刊住宅タイムズ」
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