JR東日本、新ビジネス戦略「Beyond the Border」を策定、「Suica経済圏」拡大へ

今後、リリースを予定している新機能
Suicaアプリ(仮称)を2028年度にリリース
JR東日本グループを取り巻くマーケットは人口減少や少子高齢化が進むなど、今後これまで以上に構造的・質的に大きく変化していくことが予想されている。こうしたマーケットの変化のなかで、「モビリティ」と「生活ソリューション」の2軸による持続的成長をさらに加速させるため、これまでの生活サービス事業成長ビジョン「NEXT10」に代わる新たな中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」を策定した。
新しい中長期ビジネス成長戦略
「Beyond the Border」
この成長戦略の基盤は、「Suicaの進化」による新たな「デジタルプラットフォーム」の構築。Suicaを「移動のデバイス」から、顧客の様々な生活シーンにつながる「生活のデバイス」に進化させる「Suica アプリ(仮称)」を創出し、Suica経済圏を拡大していく。同戦略を推進することで、10年後(2033年度)の「生活ソリュ-ション」の営業収益・営業利益を倍増させる。
「Beyond the Border」の具体的な施策としては、これまで強みとしてきたモビリティと生活ソリューションの双方にわたる「重層的でリアルなネットワーク」をSuicaの進化による「移動の目的(地)づくり」と「DXによる個客との接点強化」を通じて新たな強みにリデザインしていく。これにより、現在のJR東日本グループの枠を大きく乗り越え(Beyond the Border)、ビジネス圏を大幅に拡大していく。
今後のステップとしては、2027年度までにえきねっとやモバイルSuicaなどの各種ID統合でシームレスな利用を可能とするとともに、クラウド化による新しい鉄道チケットシステムの開始で、例えば、駅ビルで一定額の買い物をした人の帰りの運賃割り引き可能にする。さらに、Suicaアプリ(仮称)を2028年度にリリースすることで顧客の利用シーンにあわせたサービスを一括して利用できるようにする。
まずは各サービスのIDを統合し、
統合IDで生活シーンにあわせたシームレスなサービス利用を可能にする
あわせて、新機能を今後10年の間に順次追加し、進化したSuicaで、あらゆる生活をカバーすることを目指す。新機能としては、移動と一体のチケットサービス、
情報元サイト:「BCN RETAIL」
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