三陽機器 アーム式草刈機発売 省力化と高効率化を推進

三陽機器=守安利文社長、岡山県浅口郡里庄町新庄=は、6月、トラクタ用アーム式草刈機ハンマーナイフモアー「ZH―342(DX)」を発売した。ZH―341(DX)のモデルチェンジとなり、作業現場で要望されていた更なる省力化と効率化に対応。アームの微調整に加え、メンテナンス性、安全性等も向上。トータル性能のアップで過酷な草刈りを応援する。
国内の生産現場では、農業従事者が毎年減少し、人手不足と高齢化が深刻な問題。その中、規模拡大も進み、農業従事者にとって草刈作業は、大きな負担となっている。また、法面での作業は重労働で危険を伴う作業のため、安全に効率よく草刈作業ができる機械が望まれている。それらを背景に同社では、1998年に国産初となるアーム式草刈機を開発し、その後ハンマーナイフモアーシリーズとして「ZH―44・ZH―34」とその後継機「ZH―451(DX)・ZH―341(DX)」を展開してきたが、今回、作業現場から上がっている更なる省力化、効率化の要望に応えてモデルチェンジを実施し、「ZH―342(DX)」を市場投入した。【主な特長】①電磁比例バルブ(自社製)を採用。アームを微調整でき、作業開始時のモアーの位置合わせがスムーズ②草の排出性能に優れるモアーの形状で、スムーズな作業ができる。また、スクレーパの採用でローラへの草の巻き付きを軽減③第1シリンダにシングルパイロットチェック弁を採用。作業中のアーム高さを保持しつつ、地面からの突上げを回避し機体を保護する④第2シリンダにダブルパイロットチェック弁を採用。格納時のアームの開きを防止し、長時間トラクタから離脱した状態でも同じ姿勢をキープ⑤メンテナンス性が向上。グリス配管を採用し、モアーベルトカバー内のナイフドラム軸ベアリングに、ベルトカバーを外すことなくグリスアップが行える⑥オイルクーラが作動すると手元スイッチのランプが点灯。作動状況の可視化により作業をしながら作動確認ができる⑦増速機を採用。ZH―451と同様に、PTO540回転で使用可能⑧ハンマーブレード(オプション)を用意。高い慣性力で草刈性能が向上する。用途に合わせて刃の選択が可能⑨本体の前後方向どちらからでもフォークを差し込むことができ、フォークリフトでの運搬が容易⑩公道走行対応仕様にLEDランプを採用。従来機よりも見やすく、省エネ。【主な仕様
情報元サイト:「農村ニュース」
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