医療DX・働き方改革について考える講演会「アメリカの事例で見る医療DXの実践と働き方改革」を開催

本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は6月13日、医療DXを目的とする講演会「アメリカの事例で見る医療DXの実践と働き方改革」を本学鹿田キャンパスの鹿田会館講堂で開催しました。本講演会は、本学大学院医歯薬学総合研究科附属医療教育センターに配置されている総合技術部教育支援技術課の山下範之技術専門職員が企画・運営したもので、当日は本学の教員や技術職員、岡山大学病院の医療従事者など62人が参加しました。
開会に先立ち、主催した総合技術部の技術統括監理本部技術副総監・技監である田村義彦部長があいさつしました。続いて、講演会の講師のアメリカのマウントサイナイベスイスラエル病院の原田洸医師(本学医学部卒)が登壇。日米の医療制度の違いや電子カルテ活用、臨床現場で活用しているアプリなどについて講演しました。
講演では、米国における病棟管理や外来の仕組み、夜勤帯シフトや欠員発生時の仕組みなどがわが国とは大きく異なる点などが紹介されました。また、講演後には実際利用している電子カルテのスクリーンショットの提示や働き方改革に寄与しているアプリの具体的な使い方が共有されました。
質疑応答では、患者向けアプリの費用負担に関する質問に対して原田医師より「患者がアプリ利用に対する費用負担はなく、病院側が提供している」との回答があるなど、活発な意見交換が行われました。
今回の講演会について、企画した山下技術専門職員は「企画段階から原田先生とは多くのやりとりを重ねてきました。その中で、日米の医療DXや働き方改革の違いに驚きを覚えたことを今でも思い出します。この驚きを共有し、日本においても取り組めることはないか皆さんと考えたいと思い、企画いたしました。その思いを達成できた講演会になったのではないかと実感しております」とコメント。また、総合技術部本部長を担う佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・技術副総監は「今回の講演会にご登壇いただいた原田先生と企画・運営した山下技術専門職員に厚く御礼申し上げます。『医療DX』という言葉はよく見聞きしますが、なかなか前に進まないこともあります。しかし、それらの多くは情報と知恵のセットで解決できるものです。情報を知恵に変えてより良いものを創りだしていく『ナレッジワーカー』の思考、行動が必要だと思います。今回
情報元サイト:「国立大学法人岡山大学」
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