合同会社 にんたま (静岡県)

烏骨鶏をはじめ名古屋コーチン、アローカナの「烏骨鶏苑 卵の玉手箱 生卵」―静岡・にんたま

「烏骨鶏苑 卵の玉手箱 生卵」には、1943年に天然記念物に指定された烏骨鶏と地鶏の王様と言われる名古屋コーチン、チリ原産のアローカナの生卵が使われています。毎日の食卓に欠かせない卵の食べ比べを楽しんだり、お世話になっている方へのギフトとしても喜ばれるワンランク上の日常食です。

昭和の終わりから続く烏骨鶏の飼育と卵の販売を継承

1988年頃、静岡県森町で現在の代表・高橋恵美子さんの父親が烏骨鶏の飼育と卵の販売を開始。飼料の卸業をしていたときに、週に1〜2個だけ産む烏骨鶏の卵の神秘性に惹かれたのがきっかけだそう。「人の体は食べたものでできていますから、父は医食同源とよく言っています。烏骨鶏は体に良い薬膳料理に使われる鶏であり、卵もおいしい。しかも、天然記念物という貴重な生き物です。そんな価値のある卵を育てていきたいと思ったと聞いています」と高橋さん。

物流関係の仕事に従事し、やり甲斐を感じていた高橋さんは、父親が何度すすめても養鶏業を継ぐ意思はなかったそう。それでも、自身の子どもたちが成長したこと、責任ある仕事を任されることが自信に変わった頃、「私が継がなければ、なくなってしまうかも」と思うように。そして2016年、この事業を引き継ぎたいと父親に申し出ました。「このまま終わらせてしまうのは残念なこと。烏骨鶏のおいしい卵をもっと多くの方に知っていただきたい」と奮起したのです。

希少な烏骨鶏の卵を安定供給するため自社で卵から孵し育てる

養鶏事業ではメスの雛鳥を購入して飼育するのが一般的な方法です。先代は卵を孵してヒナから育てる方法にもチャレンジしたもののうまくいかず、やはりヒナを購入していました。ところが、ヒナの入手が困難になり始めたことをきっかけに、再び自社内で孵化させる取り組みを始めました。

「烏骨鶏のヒナはデリケートで思うようには育ってくれません。卵を孵卵器に入れて21日間見守り続けるのですが、その1/3は有精卵ではない。残る卵の1/3は孵化してもオス、1/3は生まれてきません。メスが生まれる確率は高くなく、その現実を考えると私たちが向き合っているのは命だなって改めて思いますね」とその難しさを教えてくれた高橋さん。1年ほど経過すると孵化率が向上し、「どういう卵が良いか、だんだんコツが掴めてきました。とはいえ、一度にたくさんのメスのヒナが生まれるわけではありませんが、少しずつヒナは増えてきています」。

もちろん飼育環境にも心を砕きます。平飼いとケージ飼いがあり、どちらの環境も烏骨鶏がのびのび暮らせるように工夫されています。「運動もできますし、自由がきくことで時には喧嘩もしていますが寝ているときは体を寄せ合っていて、より自然な姿を見せてくれます」。風通しが良く、飼育スペースの清掃が行き届いていることもあり、臭いは少なく、訪れる人に驚かれるほどの清潔さを保っています。

葉酸を強化した餌と清らかな井戸水が育む卵、おすすめの食べ方

餌や水にも独自のこだわりがあります。餌は最高級グレードの配合飼料に葉酸を添加。葉酸は妊活、妊娠中に積極的に取り入れたい水溶性ビタミンとして知られていますが、実は認知症の予防が期待できることでも注目され始めています。「うちの卵には、一般的な卵の3倍の葉酸が含まれています。卵は完全栄養食と言われますが、日々の食事に欠かせないもの。健康寿命を伸ばすお手伝いができたらうれしいです」と高橋さん。そして水は、自社の敷地から湧き出す井戸水を。卵のほとんどが水分であり、鳥に与える水は重要。また、鳥は汗をかかず夏場は熱がこもりがちになるため、冷たい井戸水を与えることは理にかなっているそう。

冷蔵庫で2週間保存できる新鮮な卵は生のままどうぞ。なかでもおすすめは卵かけご飯だそう。「常温から常温より少し温かいくらいの温度帯が、卵の味が一番わかりやすいです。卵かけご飯は、卵の味をしっかりと感じていただくのに適していると思います。卵は調味料の味に負けてしまうところがあるので、まずはシンプルに召し上がっていただきたいです」

「烏骨鶏苑 卵の玉手箱 生卵」には希少な烏骨鶏の卵のほか、さっぱりとした味わいが特徴のアローカナの卵、信頼できる養鶏場から仕入れた濃厚な味わいの名古屋コーチンの卵もあります。食べ比べてみると、それぞれの卵の特徴を感じることができるはずです。

お土産や贈り物に。他にはないプレミア感のある卵のセット

「卵のギフトは、あまりイメージできないかもしれません。けれど、『お菓子を届けたときより喜ばれた』という話を聞かせていただくこともあって。他の商品にも負けないインパクトのある贈り物として活用していただけたらうれしいです」と高橋さんは言います。

「烏骨鶏苑」のある森町には、遠方からも参拝客が訪れる「遠江國一宮 小國神社(おくにじんじゃ)」があり、その帰りに立ち寄る人も多いとか。リピーターも多く「ここの卵を食べてから、他の卵を食べられなくなっちゃって。もう20年以上買い続けているよ」、「娘や息子家族が来たらいつもお土産に持たせるの」、「孫がここの卵じゃないと食べなくて」など、うれしい声が寄せられています。

日本人は1年に300個以上の卵を食べると言われるほど卵好き。身近な存在だからこそ、ちょっとした贅沢を味わいたいとき、お世話になっている方に喜ばれるものを贈りたいとき、特別感のある「烏骨鶏苑 卵の玉手箱 生卵3種セット」はぴったりです。毎日の食卓を格上げし、豊かな食の時間を届けてくれることでしょう。

今回ご紹介した企業
合同会社 にんたま (静岡県周智郡森町一宮)

静岡県西部にある森町に直売所「烏骨鶏苑」を構える「にんたま」。栄養価が高く、甘みがあり、後味の良い烏骨鶏の卵をはじめ、さっぱりとしたアローカナ、濃厚な味わいの名古屋コーチンと、それぞれに特徴のある卵を飼育、販売しています。さらに、プリンやどら焼きの製造・販売も手がけ、烏骨鶏の卵の魅力を伝えています。

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