宮城県多賀城高等学校で模擬講義を実施

 21日に2023年8月に本学と就職協定を締結した宮城県にある多賀城(たがじょう)高等学校にて、同県初となる模擬講義を本学教員が実施しました。
 当日は同高等学校の防災教育で本学と交流のある災害科学科1年生から3年生の生徒約120名が、iRis Hall(アイリスホール)に集まり、はじめに「化学の力で病気を治す!」と題し、キャリアセンター所長・化学生命工学部 平野義昭教授が講演を行いました。
 次に、「再生可能エネルギーを利用したサンゴ礁再生の取り組み〜逆転の発想が新たな展開を生む〜」というテーマで、副学長・社会安全学部 高橋智幸教授が講演。それぞれの専門分野から、大学での学びを垣間見ることができる講義を行いました。
 講義を受けた生徒は、「理系クラスである災害科学科での学びを、大学さらには将来の進路と結びつけて考えるきっかけができた」などと感想を語りました。
 また、模擬講義に続いて、同校災害科学科の1期生であり、2023年に本学の社会安全学部を卒業、現在は東北放送にて活躍する千葉陽太氏が講演。千葉氏は、「別の角度から地元を見ることも大切」「大学で多くの友人を得たことにより、まったく異なる価値観に触れ、考え方を広げることができた」等と、大学で学ぶ意義と本学在学中の自身の経験を交えて後輩たちにエールを送りました。
 本学と宮城県は、2023年8月に協定を締結。連携・協力して学生のU・Iターン就職支援はもとより、東日本大震災からの復興支援や、防災にかかる人材教育等に取り組むこととしています。

情報元サイト:「関西大学」
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