きりしま高原麦酒 株式会社 (鹿児島県)

チェコで生まれ、薩摩の地で育った特別な「霧島高原ビール」の美味しさを知ってほしい―鹿児島県・きりしま高原麦酒株式会社

ビールの本場チェコから麦芽やホップなどの原料と伝統製法を導入し、老舗麹屋ならではの技術とノウハウを活かして作られたビールです。ホップの豊かな香りと、爽やかな苦味・コク・キレを感じていただけます。何度飲んでも飽きのこない味わいをぜひお楽しみください。

“微生物のプロ”が手がける蔵元、きりしま高原麦酒

鹿児島県の中央部に位置し、雄大な山々や海をはじめとした豊かな自然に囲まれた地、霧島市。多様な史跡や歴史的建造物が残り、県内屈指の温泉郷もあることから、観光客にも人気のエリアです。
そんな霧島市にある鹿児島空港を出てすぐ、一際目を引く焼酎瓶を模したオブジェが目印となるのが、「きりしま高原麦酒」。九州唯一の老舗種麹屋である河内源一郎商店が手がける、焼酎とビールの蔵元です。

かつて、河内源一郎商店の初代社長、“近代焼酎の父” と呼ばれる人物が、焼酎を飛躍的に美味しくする菌を発見。その菌から生まれる麹のもと「種麹」を全国の焼酎メーカーさんに届けるようになったのが、きりしま高原麦酒、そして河内源一郎商店の原点です。

以来河内源一郎商店では、さまざまな麹商品の研究・開発を続け、こだわりの麹と麹堆肥で育てた自家栽培のさつまいも、鹿児島の美味しい水を使った焼酎を作るようになりました。この焼酎をサンプルとして全国の蔵元さんに種麹の活用法を広めていき、現在では鹿児島の焼酎のほとんどが河内源一郎商店の種麹から作られているのだといいます。

世界を旅して見つけた、チェコのピルスナービール

歴史ある種麹屋がビールの製造を手がけるようになったのは、お客様である全国の焼酎メーカーさんに多様な製造技術をご提案していくために、新たな発酵製品作りにチャレンジしようと考えたことがきっかけだったのだとか。

アルコールを扱う者にとって “ロマン” があるというビールを手がけるなら、そしてみなさんに美味しいと思ってもらえるものを作るなら、まずは自分が美味しいと思えるものでないといけない。そんな思いで、美味しいビールを求めて世界を旅し始めたといいます。

旅の途中で立ち寄ったドイツ・ニュルンベルグのオクトーバーフェスで、会場中のあらゆるビールを飲んで回り、ドイツビールの美味しさに感動していた時、耳に入ったのが「チェコのビールはさらに美味しい」という声でした。
そして実際に飲んでみると、3日間のイベントで大量のビールを楽しみ二日酔いを超えて “三日酔い” の状態でも、キレがあってすっきりと飲みやすく、まさに「何杯でも飲める」という謳い文句の通りの美味しさだったのです。

そこから「このビールを日本で作りたい」とチェコを訪問。現地のビール工場を端から回って何度も熱意を伝え、ついに原料と伝統製法、そして醸造設備を日本に直輸入することに成功しました。

種麹屋ならではの技術とノウハウを活かし、手間ひまかけて作られる「霧島高原ビール」

こうして本場チェコの麦芽やホップ、ビール酵母を直接買い付け、霧島の美味しい地下水を使って作られるのが、今回ご紹介する「霧島高原ビール」です。その製法には、大きく3つのこだわりがあるのだといいます。

まずは、水に溶かした麦芽を数回に分けて煮沸しながらゆっくりと麦芽糖を作る「デコクション製法」を採用すること。続いて、初期発酵を密閉したタンクではなく上部に蓋のないタンクで、外気にさらしながら行うこと。そして、通常のビールのように人工的に炭酸を吹き込むのではなく、菌の発酵によって生じる炭酸ガスのみを活かした「ナチュラルカーボネーション」を採用すること。

これらは多くの手間がかかり、また雑菌の混入などのリスクを伴うものではありますが、雑味を抑えて、すっきりとしたキレやコク、まろやかさのあるビールを実現するために欠かせないのだとか。そしてこれは、“微生物のプロ” とも言える100年続く種麹屋だからこそできることなのです。

「飽きない美味しさ」と大人気のビールを、ご家庭での一杯やギフトに

こだわりの製法で生み出された「霧島高原ビール」は生のまま、自社独自開発の技術で空気を入れないように瓶に詰めて、お客様のもとへ届けられます。そのため賞味期限は製造日より90日と比較的短くなるものの、缶ビールとして販売するための殺菌が行われないため味が落ちず、作られたままの美味しさが楽しめるのも魅力です。

「霧島高原ビール」の販売がスタートすると、その豊かなホップの香りやコク・キレ・苦味がレストランなどで「飽きない美味しさ」と評価され、作っても作っても追いつかないほど人気を博したのだとか。
さらに自社の観光施設「バレルバレープラハ&GEN」に立ち寄った観光のお客様にも、試しに飲んで気に入り、買って帰られる方が多くいらっしゃり、そこからリピートや口コミで人気の輪が広がっているのだといいます。

若い方からご年配の方まで、幅広く楽しんでいただける味わいが特徴の「霧島高原ビール」。現在注目されるクラフトビールとはまた違った美味しさを感じていただけること間違いありません。ぜひご家庭での晩酌の主役として、またギフトとして、活用されてみてはいかがでしょうか。

今回ご紹介した企業
きりしま高原麦酒 株式会社 (鹿児島県霧島市)

九州唯一の老舗種麹屋である河内源一郎商店が手がける、焼酎とビールの蔵元です。チェコのピルスナービールを、原料やビール酵母、製法、そして醸造設備まですべて現地から直輸入して製造・販売しています。種麹を扱ってきた “微生物のプロ” だからこそ実現できる美味しさをお楽しみください。

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