犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる…当局が撮影していた、犬の「尋常ではない」様子

<カリフォルニア州の空き家で異常な様子の捨て犬を発見。毒物や薬物を摂取した動物を発見するのは珍しいことではないという> 米カリフォルニア州で、飼い主に捨てられた犬を動物管理当局が保護したところ、覚醒剤を摂取していたことがわかった。発見時の様子は当局によって撮影されていたが、捨て犬は激しく震えたり、よろける様子を見せるなど、明らかに異常な状態であることが映像からも見て取れる。 ■【動画】「最悪の飼い主」「怖かっただろう」 覚せい剤を打たれ捨てられた犬を保護…怒りを呼んだ「異常な様子」動画 4月上旬、不動産業者が空き住居を訪れたところ、犬4匹と猫6匹が置き去りにされているのを発見し、フレズノ郡動物管理局に通報した。動物管理チームは、飼い主にすぐに連絡するよう求める通知をこの家に残したが、連絡はなく、飼い主に連絡する手段もなかったため、2日後に犬と猫を保護した。 さらに調査したところ、1匹の犬が「激しく震えている」ことに気づいた。チームメンバーのブリアナ・ビギンによると、他の犬も震えていたため、彼女と彼女のパートナーは当初、寒さと雨が原因だと考えたという。 「しかし、その犬が立ち上がろうとすると震えが激しくなったので、何らかの毒物を摂取した可能性があると考えた」とビギンは本誌に語った。 ビギンらは敷地内を調べたが、がれきやゴミしか見つけることができなかった。彼らが毒物や薬物を摂取した動物を発見するのは珍しくはないが、原因を特定できなかったため、犬は救急動物病院に運ばれた。そこで、強力な覚醒剤であるメタンフェタミンを摂取していたことがわかった。 ビギンはこの不運な犬についてTikTokに投稿し、「このかわいいオスの犬は現在、必要な治療を受けている」と記した。 幸いにも、この犬にはハッピーエンドが待っていた。「震えは完全に治まり、施設で隔離され、回復に向かっている」とビギンは言う。「点滴治療と鎮静剤の投与で震えを抑え、苦痛を取り除いた」 飼い主に非難の嵐「カルマを覚悟しろ」 他の犬にはこうした症状は見られず、チームが把握している限り、薬物を摂取したのは1匹だけだった。他の3匹の犬はフレズノ郡アニマルサービスのシェルターで里親を募集中で、猫は来週には里親募集が開始される予定だ。動物たちは呼吸器の感染症を患っていたが、回復しつつあるとビギンは説明した。 こ
情報元サイト:「ニューズウィーク日本」
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