NEC、DX事業の新ブランド「BluStellar」を発表 森田社長「DXの新たなステージ示す」

テクノロジー面では、同社が開発した生成AI「cotomi」の業種・業務特化モデルを展開するほか、6月からオンプレミス環境で利用可能な「cotomi Appliance Server」を提供する。また、生成AIのリスク評価技術を手掛ける米Robust Intelligence(ロバスト・インテリジェンス)とのパートナーシップで、データの安全な利活用を支援する。セキュリティー分野も注力領域として挙げ、独自の脅威データベースや生成AIを組み合わせて、リスクに対応するための高精度なインテリジェンスを短時間で構築する。
吉崎敏文 副社長
執行役副社長の吉崎敏文・Senior EVP兼CDOは「属人的なオペレーションを解消することで新たな価値を生み出すのに加え、あらゆるところで稼働するシステムにしっかりガバナンスを効かせるために、生成AIとセキュリティーの知見をBluStellarに蓄積することが重要になる」と展望した。
組織/人材面については、社内のデジタル人材を25年までに1万人に増員する目標をすでに前倒しで達成したとして、新たに1万2000人に修正した。また、「Digital ID」「EdgePlatform」「ハイブリッドクラウド」「RPA」をテーマに共創プログラムを展開し、約400社のパートナーと関係構築や強化を図る。
このほか、先端技術の市場展開を加速する目的で、研究開発から事業開発、製品化までを山田昭雄・グローバルイノベーションビジネスユニットCorporate SVPが一手に担う体制に移行する。吉崎副社長は「市場環境の変化に合わせ、ポートフォリオを素早く変更できることが競争力になる」とアピールした。
情報元サイト:「週刊BCN+」
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