生物多様性情報がうみだす未来についてREC BIZ-NET研究会で講演【生物多様性科学研究センター】

2024年6月1日(土)、龍谷エクステンションセンター(REC)主催の研究シーズ発表会「2024年度第1回 REC BIZ-NET研究会」が瀬田キャンパスとオンラインのハイブリッド形式で開催されました。当日は、龍谷大学 生物多様性科学研究センターの山中裕樹センター長(本学先端理工学部・教授)と、福井県立大学発のスタートアップ企業である福井県坂井市の株式会社フィッシュパス 代表取締役社長 西村 成弘氏が「ネイチャーポジティブの主流化を目指した生物多様性可視化技術の進展」について講演しました。
両名が手掛ける「スマート環境DNA調査システム」開発プロジェクト(水産業の振興と生態系保全を目的とした、環境DNA調査の社会実装を実現するプラットフォームの開発と社会実装)は、経済産業省の「令和5年度 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)」に採択され、現在取り組みが進んでいます。今回の研究会では、同プロジェクトの経緯や現状についても報告が行われました。
【→関連Interview (ReTACTION)】2024.02.05 豊かな川を取り戻したい。全国の漁協が注目する、川の生態系を解明する「環境DNA」の分析技術
【→関連News】2024.02.21 スマート環境DNA調査システム開発プロジェクトにかかる記者発表を実施
【講演1:「あの川の未来を創ろう~コップ一杯の水で、地域の川をDX」】
株式会社フィッシュパス 代表取締役社長 西村 成弘氏の講演は、同社の事業紹介や近年のトピックを中心に行われました。同社が2030年までに目指す未来ビジョンは、「持続可能な水産資源と生物多様性を意識した社会」です。2016年の創業以来、漁協と釣り人と環境・地域社会を結び、川を中心に人が集まる場を提供すべく、これまでに「デジタル遊漁券」(遊漁券オンライン販売システム)などDXに関する取り組みを各地で展開してきました。
「デジタル遊漁券」事業では、漁協関係者や地元販売店に参入メリットがあるように設計し、釣人が思い立ったらすぐにオンライン購入できる利点から、売上アップに繋がった実績を紹介。また、アプリ上で釣り場周辺のグルメや宿泊、観光情報を発信することで周辺地域の経済的波及を促進したり、防災通知システムや保険サービスなどの情報発信により釣人の安心・安全を担保し
情報元サイト:「龍谷大学」
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