富士フイルムBIジャパン、「Dynamics 365」販売をスタート 情報系から基幹系までフルラインアップで展開
情報系システムの領域では、22年5月から建設、製造、医療、福祉の4業種を重点ターゲットとしてBridge DX Libraryの販売を始めたのに加え、複合機やPCなどの運用支援としてIT Expert Servicesを23年6月に発表。その後、10月には業務アプリと連携させてクラウド上にワークスペースを構築する業務改革基盤サービスのIWproを発表している。Bridge DX Libraryでは、23年4月から新しく公共、流通卸の2業種を重点ターゲットに加え、計6業種を重点業種と位置づけた。社内外のさまざまなITソリューションを組み合わせて150種類近いメニューを拡充することでユーザー数を伸ばしている。
旗生社長は、Bridge DX LibraryやIWproによって「経営課題や業務課題にリーチできる商材を揃えることができた」と自負している。富士フイルムBIジャパンは複合機ユーザーを中心に国内数十万社の顧客を擁しており、クラウドワークスペースのIWproは27年度までに1万社への販売を見込んでいる。Dynamics 365の投入によって、より深くユーザー企業の経営課題や業務課題に入り込んでいくことが可能になるとみる。
ここ数年でITソリューション商材が急増したことを受けて、社内人材のキャリアパスを整備したり、志望する職種や職位に合わせた研修コンテンツを拡充したりするなどして人材のスキル転換を急ピッチで進めている。並行して地域のビジネスパートナーとITソリューションの領域でも連携を深め、「地域のユーザー企業とビジネスパートナーとともに成長していく」(旗生社長)と、人材育成やパートナー連携によってITソリューション事業を伸ばしていく。
(安藤章司)
情報元サイト:「週刊BCN+」
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