JR東日本のECモール「JRE MALL」が拡大している理由は? 現状、鉄道会社ならではの独自企画、課題などを聞いてみた | 通販新聞ダイジェスト

東日本旅客鉄道が運営しているECモールの「JRE MALL」。2023年度上半期の9月現在、取扱商品数は200万点強、モールの登録会員数は対前年比27%増の81万人に達している
東日本旅客鉄道(=JR東日本)では、運営している仮想モールの「JRE MALL」において、利用者数や出店者数が前年比で大きく増加している。グループが持つ地域ネットワークやリアルのアセットを活用しながら、鉄道会社ならではの独自企画も進行。同モールのEC戦略について、運営を担当する寺迫浩司氏(写真(右))、百瀬祐二氏の両マネージャーに聞いた。
寺迫浩司マネージャー(写真(右))、百瀬祐二マネージャー
「ふるさと納税」効果でモール拡大
――現在のモールの規模感について。
百瀬:今上半期の9月現在の数字では、取扱商品数が200万点強となり、モールの登録会員数は対前年比27%増の81万人。利用者としては、(グループ共通ポイントの)「JRE POINT」保有者が多い。出店者数(ふるさと納税の登録自治体数も含め)は同53%増の687店となり、ショップの出店よりも自治体の登録数の方が伸びている状況。
商品数については、昨年7月に「Super Sports XEBIO」さんが入店したことで、拡充したいと考えていたスポーツ関連のアイテムを増やすことができ、売り上げにも顕著な伸びが見られている。
ただ、昨年はどちらかと言えばふるさと納税の自治体開拓に軸足を置いていた。ショップとの比率としては、半分以上が自治体になっている印象。
――自治体開拓に力を入れた背景は。
百瀬:やはりJR東日本として地方創生を掲げている中で、ふるさと納税という役割も踏まえて、今は伸ばしどころがこちらではないかということで動いている。東日本ということだけでなく全国で開拓した。
――アクティブ利用者については。
百瀬:昨年9月時点で前年同期での比較で言うと、(4月~3月の間で1度でも利用をした)アクティブ利用者は約1・5倍の数になっている。ふるさと納税が昨年の9月から10月にかけて、ルールが少し変わったことで、駆け込み需要があった面はあるかもしれない。
また、金額比率で見ると、前年度より女性の方が5%上がっている。これは(グループの)千趣会も含めて生活用品の品ぞろえの強化など女性が買い物しやすいサイトになったのではないだろ
情報元サイト:「ネットショップ担当者フォーラム」
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