IWSC銀賞受賞!鹿児島の酒造メーカーが作った世界に誇る芋焼酎

「天星宝醇・赤」は、これまで芋焼酎になじみのなかった方や海外の方にも好んで飲んでいただけるよう開発された芋焼酎です。2014年のIWSCにて銀賞受賞。世界のワインやスピリッツを審査する権威ある審査会での受賞という快挙を成し遂げました。芋焼酎独特の鼻につく匂いが抑えられていることに加え、アルコール度数は焼酎としてはかなり高めの42度。洋酒のようなキリっとした飲み心地と共に、芋のうま味とまろやさかを感じることができます。芋焼酎好きな方はもちろん、芋焼酎が苦手な方も、ぜひ一度お試しください。

地元で愛された酒造メーカーの世界への挑戦

1901年の創業以来、地元で愛され続ける酒造メーカーの新たな挑戦が始まったのは、2010年。社名も老松酒造から天星酒造と改めました。
それまで、主に県内のお客様向けの商品を製造していましたが、「県外、そして海外のお客さまに鹿児島の芋焼酎を飲んでいただきたい」という決意のもと開発されたのが、「天星宝醇・赤」です。

2014年。「天星宝醇・赤」はイギリスのIWSCにて銀賞を受賞します。世界のワインやスピリッツを審査する権威ある審査会での受賞は、天星酒造が世界に認められた証しです。
そんな天星酒造の思いのつまった「天星宝醇・赤」について、担当の高屋さんにお話を伺いました。

アルコール度数42度。洋酒を想わせる芋焼酎を目指して

海外で親しまれる蒸留酒は、ウイスキーやブランデーに代表されるようにアルコール度数40度以上のものが一般的なため、通常25度程度とされる焼酎は、海外の方には「ぼやけたお酒」と感じられてしまうことがあるそうです。このため、「天星宝醇・赤」のアルコール度数は、焼酎としてはかなり高めの42度
通常の焼酎は、ロックやお湯割りなどでいただきますが、ウイスキーのようにショットでストレートに飲むことを意識されたそうです。
また、グラスを鼻につけた時の独特の芋の香り。芋焼酎の特徴の1つでもありますが、これを苦手とする方や、初めて芋焼酎を飲む方のためにも、この匂いを極力出さない工夫をしたそうです。芋のうま味を最大限に含ませる一方、独特の芋の匂いを削ることを目指しました

世界に通用する味わいを実現した「早垂れ(はやたれ)」

お酒は大きく「醸造酒」と「蒸留酒」に分けられます。日本酒のように、原料を熟成発酵したものをそのまま飲む「醸造酒」。
ウイスキーや焼酎のように、蒸留という工程を経たものが「蒸留酒」です。
蒸留とは原料を加熱し、蒸発したものを冷やして集める工程です。原料である芋を麹や酵母と共に仕込み、酒蔵でじっくり熟成発酵することで得られる「もろみ」を蒸留することで、「もろみ」に含まれるアルコールやうま味成分を冷やし集めたものが芋焼酎の原酒となります。
蒸留は、温度や加熱時間の調整が大変難しく、お酒のアルコール濃度やうま味成分を大きく左右する繊細な工程です。
一般的に、蒸留後すぐの「初垂れ(はなたれ)」という段階で高濃度のアルコール成分が蒸発し、徐々にアルコール度数が減り、「本垂れ(ほんだれ)」を経て、雑味を伴う「末垂れ(すえだれ)」へと移行します。
お酒ですから、アルコール濃度の高い「初垂れ」を採取することは、コスト面でのメリットがあります。しかし、「天星宝醇・赤」はあえて「初垂れ」をはずし、その少し後の「早垂れ(はやたれ)」という贅沢な段階で採取された原酒を使用します。
「早垂れ」について、「コストはとてもかかるんですけどね。ツーンとくるアルコールの感じが抑えられて、芋臭さもない。うま味もぐっとアップするんですよ」と話してくださいました。
こうして、芋のうま味がぎゅっとつまった42度の芋焼酎「天星宝醇・赤」が作られます。

鹿児島県産サツマイモ「紅隼人」と平成の名水百選に選ばれた「酒水」

「天星宝醇・赤」には「紅隼人」という品種の鹿児島県産サツマイモが使われています。非常に甘く、紅色が映えるサツマイモで、商品名の「赤」は、その華麗な色が由来となっているそうです。豊かな香りとうま味があり、「天星宝醇・赤」には欠かせないそうサツマイモだそう。しかし、その入手に大変苦労されたそうです。
「紅隼人」は、身太りが悪く、多くの収穫量が見込めないことから、栽培農家が限られています。さらに、ソフトクリームやかりんとうなどお菓子の素材としての引き合いも多く、トン単位という多量の芋を必要とする焼酎作りの原料として供給してくださる農家さんがなかかないらっしゃらなかったそうです。地元の農家さんと何度も掛け合い、安定した原料調達を実現しました。
また、焼酎作りに欠かせないのが水。高屋さんが「むちゃくちゃいい水」とおっしゃるように、天星酒造の敷地内から湧き出る地下水の水源は平成の名水百選にも選ばれています
この水の特徴はカルシウムとマグネシウムといったミネラルがほとんど含まれていない「超軟水」であること。ミネラルが多い水でつくられた芋焼酎は、辛口で芋の香りもきつくなってしまうそうです。一方、超軟水で作られた天星酒造の焼酎は、まろやかで極めて飲みやすい仕上がりに。高いアルコール度数の中にあるまろやかな飲み心地をお楽しみください。

世界に誇れる芋焼酎「天星宝醇・赤」

天星宝醇・赤」のおすすめの飲み方を伺ったところ、「なんといっても常温ストレート」だそうです。また、雑味が少なく、芋の香りが抑えられているため、カクテルにも向くそうで、女性にもおすすめです。コーラで割ってライムを絞ると「キューバ・リブレ」を想わせる仕上がりに。また、ナッツやスナックなど、ウイスキーでいただくようなおつまみが合うそうです。
専門的な製造のお話から様々なシーンを想定した飲み方まで熱心にお話してくださった高屋さんですが、一番ご苦労されたことをお聞きしたところ、言葉に詰まられたことがとても印象的でした。「ちょっと、一つに絞るのは、難しいですね。どの過程もほんとうに大変だったし、一番よいものを作るための苦労はまだ続いている」とのこと。商品開発の並々ならぬご苦労。そして、IWSCの受賞は天星酒造の挑戦の過程であり、地元で100年以上愛されてきたように世界で愛される酒造メーカーを目指す熱意に溢れていました。
芋焼酎が苦手な方は、洋酒のイメージで。芋焼酎好きの方は、新しい芋焼酎の味わいを。世界を見据えた鹿児島の酒造メーカーがお届けするこだわりの芋焼酎をぜひお試しください。

【 天星宝醇・赤 】はこちら

今回ご紹介した企業

天星酒造株式会社

鹿児島県曽於郡にある創業1901年の天星酒造は、地元では長く老松酒造として親しまれてきました。2010年の社長の代替わりを機に社名を天星酒造と改めました。これには、県外や海外のお客様にも飲んでいただけるような新たな商品づくりをする、という決意が込められています。創業100年を越える天星酒造は、海外での焼酎の認知度を上げると共に、たくさんの方々に親しまれる芋焼酎づくりに挑戦し続けています。

今回ご紹介した商品

【IWSC2014 銀賞受賞】贅沢早垂蒸留〈 天星宝醇・赤 〉濃厚 紅芋焼酎

「天星宝醇・赤」は、これまで芋焼酎になじみのなかった方や海外の方にも好んで飲んでいただけるよう開発された芋焼酎です。2014年のIWSCにて銀賞受賞。世界のワインやスピリッツを審査する権威ある審査会での受賞という快挙を成し遂げました。芋焼酎独特の鼻につく匂いが抑えられていることに加え、アルコール度数は焼酎としてはかなり高めの42度。洋酒のようなキリっとした飲み心地と共に、芋のうま味とまろやさかを感じることができます。芋焼酎好きな方はもちろん、芋焼酎が苦手な方も、ぜひ一度お試しください。

【 天星宝醇・赤 】はこちら

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