有限会社小宮せんべい本舗

天日干しと炭火手焼きで、お米の甘味を味わう「草加せんべい」―埼玉県・草加市

関東圏はもとより、日本を代表するお土産のひとつが「草加せんべい」。明治40年創業の「小宮のせんべい」は、埼玉県草加市でも唯一、むしろによる天日干しと炭火手焼きという伝統製法で昔ながらの「草加せんべい」を作っています。お米本来の甘味が味わえる本場の「草加せんべい」を、もらって嬉しい素敵なギフトBOXでお届けします。

天日干しと炭火手焼き。職人が1枚ずつ丁寧に焼き上げた老舗の草加せんべい

おせんべいのジワジワと醤油が焼ける匂い、たまりませんよね。焼きたてのせんべいの香ばしさやパリッとした食感は衝撃的で、記憶に色濃く残っています。しかし、そんな手焼きの風景は、時代村や有名観光地でたまに見かけるくらいで、今は珍しいものになりました。そんななか、草加せんべいの本場、埼玉県草加市にある小宮せんべい本舗は、今も手焼きを続けています。

「むしろ」による天日干しのあと、職人が1枚1枚、丁寧に炭火で手焼き。草加の地で明治40年創業という老舗の誇りにかけて、伝統製法を守り、今に受け継いでいるのです。店内に並ぶ商品は全て炭火の手焼きにこだわり、職人4人が交代で、1日1500~2000枚のせんべいを焼きあげているというから驚きです。

小宮のせんべいに使用しているお米は、埼玉県産100パーセントのうるち米。草加は知る人ぞ知る米どころであり、醤油の名産地でもあります。材料も地元で厳選。まさに草加が誇る、ご当地せんべいですね。

お米の味わいが断然違う。手間暇かけても譲れない伝統製法

草加せんべいの正式な定義は、「草加・八潮・川口・越谷・鳩ケ谷(平成23年10月11日に川口市と合併)で製造」され、「関東近県で収穫された良質のうるち米」を使用し、「最低10年の経験を持つ職人が製造を管理」、「押し瓦での型焼き又は押し瓦方式を取り入れた堅焼き」なのだそうです。

ですから、草加市の中でも、天日干しと炭火手焼きの伝統製法にこだわって焼いているお店は、「小宮せんべい本舗」ただ1軒となってしまいました。では、なぜ手間暇のかかる伝統製法にこだわるのか。それは、せんべいの命であるお米の風味、味わいが全く変わるからなのです。

天日干しで旨味の増した生地は、噛むほどにお米の甘味が口いっぱいに広がります。乾燥機を使えばたった2~3時間でできる工程を、天日のもとで2~3日かけ、じっくりと乾燥させます。ただ外に干せばできあがりという訳でもなく、日照り具合や湿度、風の変化によって干す時間を調整するなど、これぞ職人技です。とても手間のかかる工程ですが、この作業をすることで、生地の旨味に大きな違いが出るとのことです。

また、天日干しで作った生地は自然乾燥のため、乾いたらそれぞれ曲がっています。曲がっているから、うまく機械焼きができないのです。これも職人技で、炭火で一枚一枚丁寧に焼くことによってじっくり焼き上がり、歯ごたえや香ばしさなど、おいしさがアップします。

お歳暮やお年賀、お祝い事に。「だるまギフトBOX」と「富士山ギフト」

今回ご紹介したいのは、「だるま」や「富士」などの可愛らしいギフトBOXの詰め合わせ。可愛らしくて縁起が良くて、これから迎える年末年始のご挨拶の手土産や、お祝いごとのプレゼントなどにピッタリです。

「草加せんべい だるまギフトBOX」は5種・20枚入。1番人気のかた焼きせんべい「沖の石」、2番人気の「ごま吹雪」、ほかに「のり吹雪」、一味唐辛子の「こも辛し」、桜えびを混ぜ込んだ「夕なぎ」がそれぞれ4枚ずつ、個包装での詰め合わせです。

「草加せんべい 富士山ギフト」は7枚入。「沖の石」3枚に、「ごま吹雪」「のり吹雪」「夕なぎ」「こも辛し」が1枚ずつ。草加せんべいを富士山のBOXに詰め合せたもので、海外のお土産にしても喜ばれます。

これらはほんの一例でオンラインショップを見ていただいてもわかる通り、小宮せんべい本舗には実に多くの商品が、素敵なパッケージでラインナップされています。

老舗の職人技に華やかさを少し添えて、草加せんべいのおいしさを伝えたい

小宮せんべい本舗は、せんべい作りの伝統製法は絶対に変えない老舗ですが、せんべいの売り方自体は時代にあわせて変化させました。1枚だけを自分用に。立派な手土産やお祝いものに。バレンタインやハロウィンのプチギフトに。お客様の要望や用途に合わせて枚数やパッケージを工夫したことで、可愛らしい商品が賑やかに並ぶお店となりました。

とはいえ、それは最近のこと。現役4代目の娘で、5代目に嫁いだ小宮店長が、商品開発に本格的に関わるようになったのは12年前のこと。それまでは店頭に、贈答用の大箱か、10枚ひと袋の商品しか置いていなかったそうです。

草加せんべいというと、どうしても年配の方向けな、地味な印象を持たれます。そのイメージを払拭して、いろんな方に食べてもらいたい。もっとたくさんの方に草加せんべいのおいしさを知ってもらえるよう、気軽に手に取ってもらえるようなものにしたい。そう考えて、目指したのはオリジナルのプチギフト。クリスマスや結婚式などシーンにあわせて、季節にあわせて、自分が買いたい、贈りたいと思うようなパッケージのものを少しずつ増やしていきました。地味なおせんべいに、華やかさを少し添えて。とくに日頃、おせんべいを食べる機会があまりない若い方に、カワイイをきっかけに目をとめてもらえたら嬉しいという思いをこめて、メッセージカードなどの気配りも、細やかに対応することを続けました。

その奮闘の甲斐あって、小宮のせんべいなら可愛いものがある、手作りの美味しいものがあるとクチコミで広がり、リピーターもどんどん増えていきました。揺るぎなきおいしさを誇る小宮のせんべいは、100年を超える歴史に新しいパッケージが備わって、気持ちを伝えたいシーンで、さらに多く活用されるようになったのです。
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事業者紹介

小宮せんべい本舗(埼玉県草加市)

東武伊勢崎戦草加駅から徒歩14分。草加せんべいの本場、埼玉県草加市で明治40年から変わることなく、「むしろ」による天日干しと炭火手焼きの伝統製法にこだわり続けている老舗。店内に並ぶ全てのせんべいが、天日干し、炭火手焼きの手作り。職人が丁寧に焼き上げる昔ながらの草加せんべいを、もっとたくさんの人に食べてほしいという思いから、さまざまな商品を作成。季節や用途に合わせてボリュームやパッケージを工夫した商品が、ラインナップ豊富に取り揃えられている。

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