令和の駄菓子屋が「移動式」に大変身! 飯田市「三穂の駄菓子カー」&三島市「おたまちゃん食堂」が創るたいせつな場所

令和の駄菓子屋「移動式駄菓子屋」前編。長野県飯田市「三穂の駄菓子カー」、静岡県三島市「おたまちゃん食堂」にインタビュー。移動式駄菓子屋が、子どもたちに与える経験や、安心安全な居場所とは。図書館での読み聞かせ活動や地域のキャンプ企画など、精力的に子育て世代向けの活動を行っていた今村さんの次なるチャレンジが「移動式駄菓子屋」だった。  写真提供:今村沙月さん今、車に駄菓子を積み販売する「移動式駄菓子屋」が注目されています。実店舗を構えない移動式駄菓子屋だからできることや、いろんな場所を行き交う中で見えてくる子どもたちの様子とは? さまざまな想いを乗せて走る移動式駄菓子屋は、子どもたちにどんなことを届けたいのでしょうか。長野県飯田市の「三穂の駄菓子カー」、静岡県三島市の「おたまちゃん食堂」にお話を聞きました。※1回目(全2回)いろいろな経験を子どもたちに長野県飯田市三穂(みほ)地区。地域の図書館職員として働いていた今村沙月(いまむら・さつき)さんが立ち上げた移動式駄菓子屋が、「三穂の駄菓子カー」です。地元の有志とともにワンデーキャンプなどを企画していた今村さんですが、コロナ禍で活動が一時ストップに。次のアクションを考えたときに思い浮かんだのが、駄菓子屋でした。「いい物件がないかなぁと話を広げるうちに、地域が誇る重要文化財『旧小笠原家書院』に隣接し、江戸時代から続く小笠原家の隠居屋敷である『小笠原長孝記念館』(通称:御下屋敷)の管理者さんと知り合うことになりました。かつてここで暮らしたお殿様は平場に立ち住民に愛される存在だったようで、その想いを引き継いで、この場所を地域に解放していきたいと考えていることを知ったんです」(今村さん)ぜひお屋敷の一角を間借りして営業をさせてもらおうと、見学に行った今村さん。そこで目にとまったのは、建物の裏手に置いてあった廃車同然の軽バンでした。「地域おこし協力隊が所持するもう動かないほどの古い車を見つけて、パッとひらめいたんですね。この車に駄菓子を並べて積んで、屋外で店を開いたら密にならないし、おもしろいよねって。すぐに仲間のパパママたちも賛同してくれて、お父さんたちに陳列棚を作ってもらったり、駄菓子を仕入れたり。公の事業として始めれば、地域内の回覧板などでの告知ができるし、予算を落としてもらえるので、ちゃんとした資料を作っ
情報元サイト:「コクリコ」
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