有限会社 サンアップル醸造ジャパン (青森県)

「アップルブランデー」で青森のりんご産業を守りたい―青森県・サンアップル醸造ジャパン

青森県産りんごと白神山地の野生酵母、岩木山の伏流水で作ったアップルブランデーです。ひと瓶あたり約15個分とりんごを贅沢に使ってできるアップルブランデーは、生果のまま砕いて使うからこその、凝縮された旨みと爽やかな香りが魅力の一品です。炭酸やソーダで割ってアップルハイボール、お好みのジュースで割ったり、モヒートなどのカクテルベース、ロックやストレートなど……飲み方自由。自分好みのアレンジでお楽しみください。

「青森のりんごで世界一のアップルブランデーを」サンアップル醸造ジャパン

青森県の西部、広大な津軽平野の中央から西に位置する、つがる市に本社があります。南方には津軽のシンボルとも言われる岩木山と世界自然遺産に登録された白神山地を望み、中心部には一大穀倉地帯が広がる、豊かな自然に恵まれた地域です。

サンアップル醸造ジャパンは、このつがるの地からスタートした、りんごや大豆、麦などの生産を手がける農業の会社です。

りんご畑は「青森りんご」生産の中心地である弘前。昼夜の寒暖差が大きい気候や、岩木山の噴火によって形成された火山灰土壌、白神山地から流れる岩木川の美しい水や雨水は、ミネラルを豊富に含んでみずみずしく、綺麗に色づいたりんごを生み出すのに欠かせないのだとか。また一つひとつのりんごをとても丁寧に扱うという、津軽地方の生産者たちの真面目な気質に支えられ、優れた品質が実現しているのだといいます。

農業が大好きで若い頃から携わってきたという創業者が、およそ30年前に農業研修でドイツを訪れた際に果たした、アップルブランデー「カルヴァドス」との出会いが創業のきっかけになったのだそう。現地のりんご農家さんのもとで酒造りを学ぶ中、熟れすぎて落ちたりんごを集めてお酒を作る様子を目の当たりにし、「青森県のりんごでなら世界一のアップルブランデーが作れるはず」と考えた創業者は、この夢を実現するべく帰国後に会社を立ち上げたのです。

津軽のりんご産業や農家さんを守りたい

会社を立ち上げた当時は醸造免許の取得が難しく、酒造事業は一時休止して農業に携わることに。しかしその間も夢を言葉にし続け、次第に醸造免許取得が一般的なこととなり始めたころ、地元の協力者の方とともに再び酒造事業に取り組み始めたのだとか。土地や蒸溜機の準備を本格的に進め、2021年3月、ついに「モホドリ蒸溜研究所」の稼働がスタートしました。

「モホドリ」とは、津軽の言葉で梟(フクロウ)のこと。りんご畑の害獣を捕食してくれる益獣として、地域で大切にされてきた存在です。この守り神とも言えるフクロウになぞらえ、「りんご産業の担い手の高齢化や不足によって放置農地が増え、生産量も減少しつつある津軽で、りんご産業や農家さんを守る存在になりたい」との思いで研究所は出発したのだといいます。

今回ご紹介するのは、そんなモホドリ蒸溜研究所が、創業者が30年前にドイツで学んできた作り方をもとに完成させた新たなクラフトアップルブランデー「LOVEVADOS APPLE BRANDY」です。

青森県産素材100%にこだわって作る「LOVEVADOS APPLE BRANDY」

モホドリ蒸溜研究所のブランデー作りにおけるこだわりの一つは、すべての原料に青森県産のものを採用すること。自社栽培のりんごとサンアップル醸造ジャパン近隣農家で栽培された青森県産りんごを100%使用し、弘前大学から譲り受け培養した白神山地の野生酵母でゆっくり発酵させます。さらに蒸溜酒の製造において重要な役割を果たすお水には、汲みあげてきたばかりの岩木山の伏流水が用いられています。

またアルコール度数40度クラスのアップルブランデーであれば、ひと瓶500mlにおよそ15個程度ものりんごが贅沢に使われ、青森りんごらしい新鮮なりんごの香りが広がり、その美味しさがぎゅっと凝縮されているのが大きな魅力。

さらに絞ったりんご果汁を発酵させるのではなく、皮や種、ヘタなどがすべてついた状態の生のもぎたて新鮮なりんごをそのまま砕き、直接酵母を混ぜて発酵させているのもモホドリ蒸溜研究所ならではの特徴です。収穫時期に合わせてすぐに仕込みを行わなければならない難しさがある中でもこうした生果由来の製法にこだわることで、保存しておいた果汁をもとに作るブランデーでは出せない、圧倒的な香りの良さを実現できるのだといいます。

週末のちょっとしたご褒美に、気分に合わせたアレンジで楽しんで

りんごの香りにこだわり、あえて木樽熟成を行わずに仕上げたホワイトブランデーである「LOVEVADOS APPLE BRANDY」。甘くまろやかで熟成感がある、といった一般的なブランデーに対する印象とは大きく異なる、新鮮で爽やかなりんごらしさが魅力で、アルコール度数25度と40度の2種類からお好きなものをお選びいただけます。

25度のアップルブランデーは、りんごを切ったときに立つような爽やかでフレッシュな香りと、焼酎を思わせるようなドライな味わいが特徴的。40度のものは、25度と比べて香りは控えめながら、喉ごしや鼻の周りにしっかりとした “りんご感” とほんのりとした甘さを感じられる贅沢な逸品です。

ストレートやロックでシンプルに味わっていただくのはもちろん、炭酸やお好みのジュースで割ったり、ラム酒の代わりにモヒートのベースとして使ったりと、その日の気分に合わせてさまざまアレンジしていただけます。1週間頑張った自分への週末のご褒美として、いつもとちょっと違ったワンランク上のお酒を楽しんでみませんか?

今回ご紹介した企業
有限会社 サンアップル醸造ジャパン (青森県五所川原市)

青森県つがる市で創業した農業の会社です。りんごや大豆、麦などの生産を手がけるほか、「モホドリ蒸溜研究所」を運営し青森県産の素材を活かしたリキュール製造にも取り組んでいます。りんご農家が一から作り上げた高品質なアップルブランデーを、ぜひご堪能ください。

「有限会社 サンアップル醸造ジャパン」の商品購入はこちら

産直お取り寄せニッポンセレクトへ移動します

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。