株式会社 やす武 (福岡県)
学問の神様ゆかりの地・太宰府をめぐる「さいふまいり」名物梅ヶ枝餅_福岡県・梅ヶ枝餅やす武本店
梅ヶ枝餅は九州 ・福岡の代表的な観光地である太宰府天満宮の名物であり、薄い餅の生地で小豆餡をくるみ、梅の刻印が入った鉄板でお餅の表面に焼印するのが特徴です。さいふまいりのお土産としても古くから老若男女に親しまれてきた太宰府名物をご自宅でもお楽しみください。
学問の神様を慕い世代を超えた参拝客で賑わう太宰府天満宮
福岡県の中西部に位置する太宰府市は、奈良時代から平安時代にかけて九州統治や近隣国との外交に当たる官庁「大宰府」が設置され、九州の政治・経済の中心地として繁栄してきました。平安時代に学者として生まれ政治家としても活躍した藤原道真は、無実の罪を着せられこの地に左遷された後、再び京に戻ることは叶わず大宰府の地で生涯を終えました。その後道真公の墓所には太宰府天満宮が建立され、今日まで学問の神様として大切に祀られています。
大宰府としての役割を終えて以降も太宰府天満宮の門前町として発展を続けてきたこの地域は、江戸時代に全国各地の有名社寺へ参詣しつつ周辺の各所旧跡を巡る旅行が爆発的に流行した際に「さいふまいり」として全国から多くの人たちが訪れる場所となりました。当時の参道には社家の家や各藩の定宿が立ち並び、訪れた人たちはそこに宿泊しながら太宰府の歴史や文化を楽しんだようです。今でも初詣や合格祈願などで毎年約1000万人もの参拝者が訪れ、九州を代表する観光地の一つとなっています。
「さいふまいり」には欠かせない太宰府名物・梅ヶ枝餅
太宰府天満宮へと続く全長約400メートルの参道には、みやげもの店や茶屋など様々な店が軒を連ね、あちこち立ち寄り食べ歩きながら太宰府の魅力を味わうことができます。なかでも太宰府観光にはなくてはならない名物の一つが「梅ヶ枝餅」です。
梅ヶ枝餅は、薄い餅の生地で小豆餡をくるみ、梅の刻印が入った鉄板でお餅の表面に焼印するのが特徴の焼餅です。平安時代、大宰府に左遷され罪人同然の扱いを受けていた菅原道真の様子を見かねた浄妙尼という老婆が、梅の枝に餅をさしてこっそり渡したことが由来とも言われています。全国から太宰府に旅人が訪れるようになった江戸時代にはすでに土産物として定着していたとされていますが、今では太宰府天満宮参拝の風物詩となり、道真公にゆかりある土産ものとして世代を超えて親しまれています。
参道に並ぶ梅ヶ枝餅を食べ歩き!お店ごとに違うこだわりの味を楽しんで
参道には30軒以上の梅ヶ枝餅店が建ち並び、受験シーズンや正月など参拝客の多い時期には焼きたての梅ヶ枝餅を頬張りながらさいふまいりを楽しむ人々が参道に溢れています。あんこは小豆・砂糖・塩、餅皮はもち米・うるち米と基本的にシンプルな材料でつくられていますが、あんこの粒の具合や甘さ加減、焼き方や焼き具合などは店ごとに異なり、世代を超えてそれぞれの味を守り続けています。店先で味わう焼きたての梅ケ枝餅は外がパリッと香ばしく、時間が経つと皮が柔らかくなりよりもちっとした食感を楽しめます。
また、毎月17日と25日は特別な日ということでこの日しか買えない限定の梅ヶ枝餅が販売されています。17日は、太宰府天満宮の隣に位置する九州国立博物館の開館10周年を記念して2015年から販売開始された古代米入りのほんのり紫がかった梅ヶ枝餅。25日は、菅原道真公の誕生日と命日が25日ということから香り豊かなよもぎ入りの梅ヶ枝餅。普段とは一味違った梅ヶ枝餅をお楽しみいただけます。
焼きたての梅ヶ枝餅を自宅で簡単に
今回お届けする梅ヶ枝餅は、冷凍でお手元に届きますので、焼きたての味をご家庭で手軽に味わうことができます。美味しい召し上がり方としては、まず凍っているお餅をフィルムで包装されたまま電子レンジ600Wで表裏30秒ずつ温めます。そうするともっちりとした食感の梅ヶ枝餅になります。そのまま食べても十分美味しいですが、電子レンジであたためた後にフィルムを剥がしてオーブントースターでお餅がふっくらするまで焼き戻していただくと、パリッとして香ばしい焼きたての風味をお楽しみいただけます。オーブントースターの代わりにフライパンを使うのもオススメです。
先人たちから受け継がれてきた、太宰府の大切な文化の一つである梅ヶ枝餅。永年紡がれてきた太宰府の歴史と文化に思いを馳せながら、ご自宅で召し上がってみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した企業
株式会社 やす武 (福岡県太宰府市)
太宰府天満宮参道にあるやす武は、鎌倉時代より「宰府六座」と呼ばれる商家の一族として地域経済の発展に貢献してきました。”さいふまいりのおもてなし”という理念のもと、上品な甘さの餡ともちっとした食感の良い皮が特徴の梅ヶ枝餅と上質なしつらえで参詣客の皆さまをお迎えしています。
産直お取り寄せニッポンセレクトへ移動します
この記事へのコメントはありません。