Casa de Pastel (徳島県)

自家栽培のブランド芋と厳選素材だけを使って、すべて手作業で作る「徳島スイートポテト」

「徳島スイートポテト」は、徳島県の希少なさつまいも「鳴門金時」と徳島産の厳選素材を中心に1つひとつすべて手作業で作られたスイートポテトです。味はもちろんボリュームや形にまで、喜んでもらいたいという思いが行き届いています。冷たいままでも温めても美味しくいただける逸品です。

甘みと食感を兼ね備えた徳島のさつまいも「鳴門金時」を全国へ

Casa de Pastelは徳島県板野郡松茂町に工場を構えるスイートポテト専門店。オーナーの佐藤さんはもともと徳島のブランド品種のさつまいも「鳴門金時」の栽培農家でしたが、鳴門金時の美味しさを全国に知ってもらおうと思い立ちます。2008年のことでした。

徳島県はさつまいも生産量全国5位。ブランド品種「鳴門金時」が主力です。上品かつしっかりした甘みとホクホクした食感のバランスが特徴で、ほかのブランド芋に劣りません。一流の料理人は上品な甘さに育つ砂地栽培のさつまいもを選ぶのだそうですが、鳴門金時は県北東部のミネラルが含まれた砂地だけで栽培されています。

同店で使う鳴門金時は自家栽培のもの。甘みが増すまでじっくり2か月寝かせます。年間通じて安定的に製造するために、最盛期に収穫したものをペーストにして冷凍、出回らない時期にはそれを使っています。

さつまいものほかにもこだわりが。卵は地元徳島では広く知られた濃厚なコクのあるブランド卵「たむらのタマゴ」。徳島の特産品の和三盆で上品な甘さをプラス。さらに発酵無塩バターと、大人向けにはラム酒で芳醇な香りを付けます。なおラム酒抜きもあります。

材料はそれだけです。素材は徳島の一番いいものを集めようと考えたそうです。その思いを「徳島スイートポテト」という名前に込めました。また防腐剤などは一切使用していません。子どもに安心して与えられるような商品にしたいという思いからです。

味・大きさ・形、すべてに込められた食べる人への思い

Casa de Pastelの商品は2種類しかありません。徳島スイートポテトのラム酒入りとラム酒抜きのみ。スイートポテト専門店はほかにもありますが、ここまで商品を絞り込んでいるのは同店だけでしょう。看板メニューしか置かないのは思いの強さの現れですが、初めは不安もあったといいます。しかし販売を始めたところ、出した分はその日に売り切れてしまうほどの人気に。自信を得たのだそうです。

それだけの強い思いを込めて作られるスイートポテトは、素材のよさを最大限に活かした仕上がり。ただ甘さを押し出すのではなく、鳴門金時ならではの上品な甘さとホクホク感が感じられ、「お菓子らしくないお菓子を作りたかった」という気持ちが形になっています。

素材に妥協しない商品は小ぶりになるのが常ですが、Casa de Pastelの場合は違います。しっかり満足してもらいたいとの思いから、長さ11cm・高さ4cmとちょっとしたケーキぐらいの大きさ。手作りのため多少の違いはありますが、朝ごはんにちょうどいいぐらいのボリューム感です。

見栄えのよい形にもこだわりました。4cmも高さがあるのは珍しいでしょう。機械成形だとのっぺりした形が多くなるため、この高さは手作りの証でもあります。

味・大きさ・形…。味も量も見た目も楽しんでほしい、喜んでほしい。隅々まで作り手の佐藤さんの思いが詰まったスイートポテトです。

素材を活かし、完成度を高めるために

そんなこだわりの徳島スイートポテトは、すべて手作業で作られています。とくに細心の注意を払う作業は2つ。裏ごしと成形です。

さつまいもの繊維が残っていると口当たりが悪くなるため、Casa de Pastelではしっかり裏ごしして繊維を取り除いて滑らかな食感にしています。さらに皮やひげ根が残っていないかもチェックします。

そして見た目にも美しい形を作るため、1つずつていねいに手作業で成形。1個作るのに1分ぐらいかかるそうです。

素材の分量は、いろいろな人の意見を聞きながら長い年月をかけて微調整を重ねたといいます。大きな変更としては、砂糖の量を減らしたのだそう。そのほかラム酒入りに使うラム酒の量も少なくしました。どちらも素材を活かすための変更です。

作る量にもよりますが、完成するまでには5~6時間かかるといいます。初めに鳴門金時の甘みを引き出すためにじっくり焼いて、身をくり抜きます。裏ごししてほかの素材と合わせたら、1つずつ成形。オーブンでさらに焼いてようやくできあがりです。

ネット販売では冷凍したものを発送します。完成したらすぐに急速冷凍するので、劣化することがありません。しかも作り置きはせず注文が入った分を作っています。できたての美味しさを閉じ込めたものをお届けするためです。

「今まで食べた中で一番美味しい」

お客様は女性が多いそうですが、年齢層や地域などはさまざまです。若い方からも年配の方からも注文があり、エリアも大都市圏を中心に全国に広がっています。

自宅用はもちろん、ギフトでの購入も多いそう。リピーターも多く、お送りしてから1週間でまた注文されるなど短いスパンでのリピートも珍しくありません。ママ友の会やイベントなどでまとまった数の注文が入ることもしばしば。そうやってみんなでワイワイ楽しんでほしいと考えています。

冷凍のままでも包丁が通るので、カットしていただいてもアイスクリームのように滑らかな舌触りが楽しめます。冷蔵庫でゆっくり解凍して、ひんやり冷たいままでもさっぱりとしておすすめです。オーブンで焼くと、焼きたてのようなカリッとした表面とホクホク・ふわっとした内側の食感の変化が味わえます。食べ方でいろいろな楽しみ方ができるのも魅力です。

ほかの企業なら商売にならないのではないかというほどの手間とお金をかけて作っているのだそうです。割高に感じられるかもしれないけれども、いいものを届けたいという気持ちは始めたときから変わらないと佐藤さんは話します。

「今まで食べた中で一番美味しい」

そういう声がやりがいや励みになるそうです。食べてみたらその魅力がよくわかることでしょう。

今回ご紹介した企業
Casa de Pastel (徳島県板野郡松茂町)

Casa de Pastelは2008年創業のスイートポテト専門店。徳島県の空の玄関、徳島飛行場(徳島空港)のある松茂町で、手作業にこだわったスイートポテトを作ってきました。材料は自家製の「鳴門金時」と地元産の食材が中心。通販のほかは地元のイベントや工場直販ほか限られた場所でしか商品購入できないプレミアムなお店です。

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