江戸時代にタイムスリップ川越の伝統的な蔵造りの空間で日本文化体験を「百足屋」

1年を通して国内外から多くの観光客が足を運ぶ小江戸川越。江戸時代から続く川越街道に面した「百足屋(むかでや)」では、茶道や書道、日本舞踊など川越ならではの日本の伝統文化を体験することができます。雑貨店に併設されているカフェでは自分で点てた河越抹茶や和スイーツが味わえるほか、着物をレンタルして川越の街並みをさんぽすることも。伝統的な蔵造りの空間で非日常の特別感を味わってみませんか。

本川越駅から徒歩15分。城下町小江戸のシンボル、時の鐘にほど近い川越街道沿いにある「百足屋」は、約380年前の江戸時代に、糸や組みひもの販売、かつお節の問屋を営む田口吉兵衛氏によって創業された商家です。明治時代に店蔵と内蔵、昭和時代にはなれが建てられ、もっとも古い店蔵は川越市指定文化財建造物に指定されています。
入口の暖簾をくぐって靴を脱いで上がった先に見えるのは、雑貨店に併設されている茶の間。奥行きが深い敷地内は、現在の雑貨店である店蔵から座敷、内蔵、はなれへと続き、座敷は改装して2021年よりカフェスペースとして開放しています。しっとりと落ち着いている敷地内を歩いていると、風情が漂う古風な雰囲気に自然と心が惹かれます。
30年ほど前に家主が亡くなってからほとんど空き家状態になっていた家屋は、その後手付かずだったのだそう。「保存状態が良好だった建物を当時の面影を可能な限り残し、所有者と地元住民とが協力をして再生させ、維持管理を行っていくことになりました」と百足屋・取締役の加藤忠正さんは話します。
カフェとして利用できる「やまぶき」や、板の間になっている「はつかり」の座敷からは中庭を臨むことができ、今もなお川越に根付いている茶道や華道、日本舞踊といった伝統的な和のお稽古ごとや、フラワーアレンジメントなど日本文化を和の空間で体験することができます。(体験講座は事前予約制)
明治・大正・昭和と時代を超えて大切に保存されてきた町家の空間でゆったりと食事や和スイーツを楽しむ、そんな贅沢な体験が人気を呼んでいます。「自分で点てる河越抹茶と季節の上生菓子のセット」は、川越の特産品である河越抹茶を川越銘菓の上生菓子と一緒に味わうことができます。季節ごとに変わる上生菓子は、川越市内にある老舗和菓子店「紋蔵庵」から仕入れています。独特な香りが特徴の河越抹茶は、甘く濃厚な旨味。二
情報元サイト:「ことりっぷ」
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