低環境負荷米の生産支援を行うNEWGREENと資本業務提携~水を張らない稲栽培の実証を開始~

当社は、株式会社NEWGREEN(代表取締役:山中 大介、所在地:東京都小金井市、以下「NEWGREEN」)と水稲の直播・節水型栽培(以下「本栽培方法」)による米生産の事業化に向けた業務提携に合意しました。本日、NEWGREENが実施した第三者割当増資に対し、約1億円を出資し、NEWGREENの株式を取得したため、お知らせします。
NEWGREENは、株式会社SHONAI(代表取締役:山中 大介、所在地:山形県鶴岡市)のグループ会社で、「日本の農業を世界のグリーン市場とつなぐ」ことをミッションに掲げ、水田の自動抑草ロボットの開発・製造や、有機米・低環境負荷米の生産支援・流通、未利用資源を活用した農業資材の開発・販売の事業を展開する農業ベンチャーです。
現在、稲作をはじめとする国内の農業は、農業従事者の高齢化や減少、荒廃農地の発生に加えて、メタン等の温室効果ガスの排出抑制が求められる等、数多くの社会課題を抱えています。
NEWGREENが進める栽培方法は、水を張らない田んぼに種籾を直接播き、稲刈りまで基本的に水を与えない栽培方法で、菌根菌等の資材を用いることにより、稲が雨水や地下水から水分や栄養分を摂取することで成長します。
本栽培方法により、慣行栽培における労働の約6割を占める育苗、田植え、水管理を省力化し、大幅な生産性向上を実現することで、農地集積・集約による荒廃農地の解消に繋げるとともに、水を張らないことでメタンの発生を限りなくゼロにすることが可能となります。
本協定に基づき、当社は、NEWGREENと連携し、今年度から中部エリアにおいて本栽培方法の実証を開始します。実証を通じて広い面積での栽培体系を確立のうえ、来年度以降に本格栽培を進め、生産者と協調して生産拠点を拡大するとともに、国内外のサプライチェーン構築を目指してまいります。加えて、両社が保有するリソースやサービスを掛け合わせた新たなビジネスモデルの構築の検討も進めてまいります。
当社は、生産性が高く脱炭素な本栽培方法による米生産を通じて、農業分野の社会課題の解決に繋がる食料インフラを構築し、持続可能で暮らしやすい社会の実現とSDGsの達成に貢献してまいります。
<参考>NEWGREENの会社概要
会社名
株式会社NEWGREEN
(2024年4月1日より有機米デザイン株式会社から社
情報元サイト:「中部電力株式会社」
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