有限会社 とりじん (群馬県)

すべては上州地鶏を味わってもらうために―上州地鶏レモン仕立てのクリーミーご褒美カリー

「上州地鶏レモン仕立てのクリーミーご褒美カリー」は、群馬県高崎市の有限会社とりじんのレトルトカレー。肉質のよいブランド地鶏「上州地鶏」がゴロゴロと入った、ほかにはないレモンの爽やかな風味のカレーです。さらっとした口当たりで、パンに合わせたりパスタソースとして使ったりしても美味しくいただけます。

上州地鶏を知ってもらうための、ブレのない商品作り

有限会社とりじんは、群馬県高崎市にある鶏肉の専門店です。地元の飲食店や病院・学校などに新鮮な鶏肉を卸しています。コロナ禍や家食の広がりなどに伴い、家庭向けにもあらためて鶏肉のよさを伝えたいと考えるようになりました。とくに群馬県唯一の地鶏「上州地鶏」の魅力を全国に知ってもらおう、同社の代表取締役の高橋さんは決意します。

しかし生の精肉、とくに鶏肉は傷みやすく流通が難しいという欠点があります。そこで、まずは売る側も買う側も常温で保存できるものを作ろうと考えました。

人気のある鶏肉の料理として思いついたのがカレー。レトルトのカレーはごまんとあるので、ほかとの違いを明確にしたいと考えます。そこでひらめいたのがレモン。意外な組み合わせでありながら、実は大手食品メーカーもおすすめしているほどカレーとレモンはよく合います。そもそもレモンは、唐揚げやとんかつなど肉料理と相性のよい食材です。

さっぱりした個性的な味わいで、忙しく働いている大人の女性向けのちょっと贅沢なカレーというイメージが思い浮かびました。それなら適度なサラサラ感も欲しい。そこで、スープカレーのノウハウのある札幌の工場に製造を依頼します。

パッケージも女性を意識。文学作品の表紙のようですが、実際に本屋でアイディアを膨らませたのだそうです。おかげで令和3年度「グッドデザインぐんま」を受賞しています。

レモンの爽やかさと鶏肉の存在感

そうしてできあがったこのレモン風味のカレーは、マイルドかつクリーミーでさらりとした味わい。ちょっと酸味があって爽やか、ガッツリ系とは違うカレーに仕上げました。印象的な味で、一度食べると後でまたふと食べたくなると言われるそうです。もしも酸味が苦手なら、コーヒーフレッシュを1つ入れるとさらにマイルドになって食べやすくなります。

ごはんはもちろん、パンに合わせたりパスタソースにしてもぴったりです。油脂を控えているのでくどくありません。常温で食べても美味しいという意見があるほどです。スープカレーのノウハウが活きています。

しかもそれでいて物足りないなどということはありません。肉の味と食感にはこだわりました。ゴロっとした具としての肉と、ルウに馴染むひき肉を合わせています。具は大きさを何パターンも試して、溶け込むことなく存在感を失わないサイズに決めました。煮物によく合うもも肉を使用しています。

さらにひき肉を入れていることで、ルウだけでも肉の味と食感が楽しめます。肉の存在感を出すために、もも肉だけでなく溶けにくいむね肉をブレンド。もも肉とむね肉の配合も、何パターンも試作して決めたそうです。もちろんルウに対する肉の量も試作を重ねました。

味付けについては工場側のノウハウを信頼したのだそうです。試作品ができたら試食して意見を伝え、具体的な解決方法はお任せして味を作り上げていきました。

群馬ならではのエサで育つ群馬唯一の地鶏「上州地鶏」

では、上州地鶏とはどんな特徴があるのでしょうか。上州地鶏は群馬唯一の地鶏で、県内産の桑の葉と梅酢をエサに加えて育てているのが特徴です。それによって肉質が柔らかくジューシーになるのだそうです。

そして桑も梅も群馬県に深いかかわりがあり、地元の人には馴染みのあるものです。群馬県は昔から養蚕業が盛んで、繭の生産量は全国1位です。世界文化遺産にもなった富岡製糸場があることからもわかるでしょう。桑の葉は養蚕とは切っても切れないものです。

そして梅も同様です。群馬県は和歌山県に次ぐ梅の名産地。ぐんま三大梅園とも呼ばれる3つの梅園があり、昔から親しまれています。

上州地鶏は、そんなこだわりの地元のエサで育てられ、名古屋コーチンなどほかのブランド地鶏と比べても引けを取らない地鶏の風格を持った鶏です。現在、県や大学が中心となって県内のサッカーチームや駅伝のチームにも上州地鶏を食してもらい、さまざまなデータを収集しているのだそうです。今は県内での消費が中心ですが、少しずつ都内や神奈川県など地元以外の飲食店でも使われるようになってきています。

カレーが広く気に入ってもらえるようになったら、ゆくゆくはより上州地鶏ならではの食感や味わいが堪能できる焼き鳥などの調理方法でも楽しんでもらいたいと考えています。

群馬から全国に、上州地鶏を羽ばたかせたい

現在は、とりじんの商品はこのカレーを含めて地元での販売が中心です。高崎駅周辺や草津温泉のお土産店、サービスエリアなどで販売しています。今のところ地元の一部店舗とインターネットでしか購入できない希少な商品です。

全国に流通していなくとも、このレモンカレーは途切れることなく売れ続けているロングセラーです。お土産屋さんでも安定した人気があるといいます。もちろんインターネットでも同様です。

さらに最近では、ギフトとして購入する人も増えてきています。「グッドデザインぐんま」を受賞したほどなので、パッケージもおしゃれ。ギフトはパッケージと同じく紺色の化粧箱入りで、やはり女性に喜ばれる包装となっています。

これからは、日本全国どこでも商品をもっと入手しやすいようにしていきたいと考えています。上州地鶏を広めようという動きは、県内官民一体で活発になりつつあります。とりじんでもその一環として、生産者と連携しつつ上州地鶏の魅力を活かした商品を知ってもらう工夫を進めていこうと計画しているところです。今後上州地鶏の魅力が知れ渡っていくことでしょう。

今回ご紹介した企業
有限会社 とりじん (群馬県高崎市)

1958年創業、群馬県高崎市にある老舗の鶏肉店。日々新鮮な鶏肉を近隣に卸しています。群馬唯一の地鶏「上州地鶏」を知ってもらうべく、県や生産者とも連携しながら活動中。あらゆる人に上州地鶏を楽しんでもらうため、カレーをはじめそぼろやラーメンなどさまざまな加工品の開発も行っています。

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