株式会社 風景 （北海道）

⼗勝の酪農家の信念から⽣まれた、牧場⼿づくり乳製品－北海道・株式会社 ⾵景

北海道十勝の酪農家夫妻が「自分の子供に安心して食べさせられる、おいしい乳製品を」との想いでスタートさせたミルク加工会社、株式会社 風景。牛に与える餌づくりからこだわった商品は、「既存の乳製品の概念が変わる」と評判の一品。酪農家が考えるおいしい牛乳とは？ミルクづくりのこだわりや食の安全への想いに迫りました。

搾りたて “ 生乳 ” の味わいをそのまま生かした乳製品

日本有数の酪農地帯、北海道十勝にあるミルク加工会社 株式会社 風景。もともとこだわりの牛乳づくりを行っていた酪農家夫妻が、「生まれてくる子供のために安心な乳製品を食べさせたい」と、手づくりで乳製品づくりを始めたことをきっかけに誕生した会社です。

風景の乳製品づくりに欠かせないのが、自社牧場でとれる自慢のミルク。搾乳施設と乳製品の工場が同じ敷地内にあり、朝の搾りたてをその日のうちに加工できるなど、牛を育てるところから販売までワンストップでの乳製品づくりが最大の強みです。

乳製品づくりの一番のこだわりは「搾りたての “ 生乳 ” 本来のおいしさをいかにそのまま届けるか」ということ。生クリームやバターを使わず、牛乳をそのまま使用した乳製品は、ミルク感がしっかり残り、限りなく搾りたてに近い風味や味わいが楽しめます。

できるだけ北海道産にこだわったシンプルな素材を使うことで、糖分やカロリーを抑え、育ち盛りのお子様にも安心して食べてもらえる商品を目指します。

オリジナルヨーグルトは、トップのクリーム層がおいしさの証

第1号のオリジナル商品「草原のヨーグルトでーでーぽっぽプレーン」は、もともとヨーグルトの酸っぱさが苦手だったご夫婦が、酸味が苦手な人でも食べられるヨーグルトを目指して開発した一品。

コクのあるなめらかなヨーグルトは、「クリームチーズみたいに濃厚！なのに後味はさっぱり。ヨーグルトの概念が変わるヨーグルト」と評価の高い、発売以来20年のロングセラー商品。

酸っぱみを抑えるため、酸味の少ない乳酸菌を探したり、発酵時間の調整をしたりする中で、最も効果的だったのが、ほかでもない自社の牛乳を使うこと。原料以外は、ほとんど市販のヨーグルトと変わらない製法でつくられたヨーグルトは、トップにできる美しいクリームの層が美味しさの証。

おいしいヨーグルトづくりに不可欠な要素は、まさに“ 自分たちが信じてつくり続けてきた牛乳 ” にあることを、自ら再認識した商品となりました。

おいしい餌と、低温殺菌・ノンホモ製法から生まれる牛乳

風景が “ 乳製品の命 ” と考える牛乳づくりは、牛が食べる餌づくりから。牛の主食である牧草をはじめ、トウモロコシなどの穀物類まで自社で栽培し、手間も人手もかかる収穫作業も、自分たちの手で行うのがこだわり。

年3回の収穫作業を自ら行う理由は、牧草の旬を見極め、栄養豊富でおいしいベストタイミングを逃さないため。牧草は例えるなら山菜のようなもの。1週間の遅れが命取りとなり、柔らかさや栄養分が変化。硬い牧草を食べた牛は消化が悪くなり、出産に影響が出たり乳質が悪くなったりするのだそう。

搾りたての “ 生乳 ” のおいしさは、自然な甘味があり、サラサラと果てしなく喉ごしがすっきりと軽いもの。一般的にコクや濃厚と表現される “ ミルクの粘り ” は、高温殺菌によるたんぱく質の変化と捉え、ホモジナイズと呼ばれる乳脂肪分を均一化させる過程も同様に、ミルクの味を変化させてしまう要因と考えます。

風景では、68度30分の低温殺菌を行い、均一化の過程を行わないノンホモ製法にこだわります。そのため「牛乳が苦手でも、風景のミルクなら飲める」と評価が高く、道内の有名ホテルやレストランで数多く採用されています。

自分たちが信じる、乳製品を届けることが使命

おいしい牛乳づくりを目指し、土づくりだけでなくISO22000の導入やITを活用した牛の管理などを積極的に取り入れる風景。

いま自分たちが信じ、できる最大限のことを行い、変わらぬおいしさを365日何十年何百年先の未来まで続けること。そんな想いがお客様や次世代に伝わり、いつか大きな歴史となり会社の風格や信頼、ブランドといった価値になっていくはず。今の代で到達が難しければ、必ず次の世代が担ってくれると信じ、今できることを継続していきたい。そんな信念で酪農の未来を描きます。

看板商品「草原のヨーグルトでーでーぽっぽプレーン」をアイスタイプのフローズンヨーグルトにした人気商品「おじいちゃんの夢」は、「いつか自分の牧場で搾った牛乳で乳製品をつくりたい」という祖父の夢を形にした、思い入れのある一品。

ミルク風味を大切にしながらも、ピスタチオやヘーゼルナッツペーストなどの香りを効かせた「ナチュラルスティックアイス」は、大人からお子様まで楽しめる、ユニークなデザインのアイス。

搾りたて “ 生乳 ” のおいしさを実感できる、風景の乳製品をぜひ一度お試しください。

今回ご紹介した企業
株式会社 風景 （北海道河東郡鹿追町）

2000年の設立以降、「カントリーホーム風景」の屋号で乳製品の加工製造を行う会社。「おいしい牛乳は健康な牛から」をモットーに、自社牧場で土づくりからこだわり、子供たちが安心して食べられる乳製品づくりをスタート。ミルクの味わいが楽しめるヨーグルトやアイスクリームなどが、北海道内でも大人気。酪農家の自信作をぜひお楽しみください。

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