若狭三方ビバレッジ 株式会社 (福井県)

「甘くない梅酒 BENICHU」で190年続く“福井の梅”を堪能してほしい―福井県・若狭三方ビバレッジ

福井県若狭地区発祥の希少品種「紅映梅(べにさしうめ)」でつくった梅酒です。砂糖を使わず、高濃度のウォッカで梅エキスをじっくりと抽出しているため、紅映梅本来のうまみや酸味、甘みを存分に感じていただけます。洋酒好きな方への贈り物として、また特別な日の一杯に、ぜひお楽しみください。

福井県若狭地区で190年続く梅産業を守りたい―若狭三方ビバレッジ

日本の中心に位置し、ラムサール条約に登録された三方五湖をはじめとする豊かな自然に恵まれた町、福井県若狭町。
この地区では江戸時代の天保年間からおよそ190年にわたって梅の栽培が行われ、主に関西圏で広く知られる食材として、また戦時中には軍需品として重宝されてきました。

そんな歴史ある福井の地場産業を守り、後世に繋いでいくために立ち上がったのが、2000年創業の若狭三方ビバレッジ株式会社です。

同社は「エコファームみかた」として創業して以来20年超にわたり、自社で管理する畑での梅の生産から自社工場での商品の製造、販売までを一貫して手がけてきました。

やがて、若狭地区に若い梅農家の方々が増えてきたことを背景に、梅の生産は農家さんに任せ、加工業に専念してさらなる発展を目指すことに。2023年10月1日より社名を「若狭三方ビバレッジ」に改め、“酸味料・香料・着色料無添加” の本格的な梅酒づくりを中心事業として新たなスタートを切りました。

うまみ成分が豊富な若狭町発祥の希少品種「紅映梅」

若狭三方ビバレッジのこだわりは、若狭町発祥の品種「紅映梅(べにさしうめ)」 “100%” で無添加の、素材の魅力を最大限に引き出した梅酒をつくることです。

紅映梅とは、果実が厚く皮の柔らかい、上質の梅のこと。熟す過程で、太陽の光を浴びた青梅の皮が鮮やかな紅色に染まることから紅映梅と名付けられました。

国内の有名種と比べて、うまみ成分である遊離アミノ酸や、カルシウムやマグネシウム、カリウムといったミネラルが多く含まれており、酸のきつくないまろやかな味わいと上品な香りが特徴です。「紅映梅の梅干しは酸味があり、うまみがしっかりと感じられる」「梅干しは紅映梅でないと美味しくない」という根強いファンも多いのだとか。

全国収穫量1%の希少品種で、1本の木からとれる量は他種と比べて4分の1程度と多くのコストや手間がかかる紅映梅ですが、その美味しさと関西圏を中心とした人気の高さから若狭の地で作られ続けているのだといいます。

梅酒の常識を覆す、無糖の梅酒「BENICHU」

今回ご紹介するのは、紅映梅を使ってつくられた “甘くない” 梅酒「BENICHU」です。

創業当初は甘みのある一般的な梅酒をつくっていた若狭三方ビバレッジですが、商品の販売会やイベントなどの場で、男性のお客様が梅酒の甘さを理由に試飲や購入を避けられる様子を目の当たりにしたのだとか。そこから「男性にも楽しんでもらえる梅酒をつくりたい」と新たな商品の開発がスタートしました。

梅酒には砂糖が使われ、その砂糖の浸透圧で梅のエキスを抽出するのが一般的。そんな常識を打ち破り、無糖で高濃度のアルコールを使ったエキスの抽出を試みたのです。

当初は、通常6〜9ヶ月ほどで仕上がるものが2年ほどかかってしまったり、色づきが悪かったり、多くのコストがかかったりとさまざまな課題がありました。しかし「インパクトのある商品をなんとか生み出し、この機に産地と品種を皆さんに知ってもらいたい」との思いで試行錯誤を重ね、2〜3年の開発期間を経てようやく完全無糖の梅酒が完成したのだといいます。
甘くてフルーティで飲みやすい、皆さんが抱く梅酒のイメージとはかけ離れた商品に「世の中で通用するだろうか」と不安もあったそうですが、ソムリエの「これまでにない梅酒だからぜひ商品化すべきだ」との後押しを受けてお客様のもとに届けられることになりました。

“まるで洋酒”のBENICHUで、紅映梅ならではの味わいを堪能してほしい

販売開始後は展示会などでバイヤーさんから「面白い」と好評を博し、パッケージングの工夫やコンペでの受賞などを経て、消費者の方々にも広まっていきました。現在は通信販売や福井県の道の駅、お土産店などの店舗販売で40〜60代の男性を中心に愛される他、ホテルのバーやラウンジでも「他にはない味」として楽しまれています。

高濃度のウォッカでじっくりとエキスを抽出したことで、紅映梅ならではのうまみや、酸味、果実本来の甘みがしっかりと感じられるのが「BENICHU」の魅力。ストレートでも美味しく召し上がっていただけますが、ロックで氷が少しずつ溶けていくのに伴う味わいの変化を楽しむのがおすすめです。

ご自宅でお酒を楽しむ時間にはもちろん、唇のモチーフから「ありがとう」「好きだよ」というメッセージが想起されることから、母の日・父の日やバレンタインデーの贈り物としても人気なのだとか。特にアルコール度数38度・無糖の超ドライな「BENICHU38°」と、ほんのりとした甘みとすっきりした酸味が感じられる微糖の「BENICHU20°」を組み合わせて贈る方が多いといいます。

いつもの焼酎やウイスキー、ブランデーとはひと味違ったお酒を楽しみたいときに、また特別な日の記念として誰かに思いを伝えたいときに、ぜひ「BENICHU」を選んでみてはいかがでしょうか。

今回ご紹介した企業
若狭三方ビバレッジ 株式会社 (福井県三方上中郡若狭町)

福井県若狭地区で190年続く梅産業を守るために、「エコファームみかた」として2000年に創業。梅の生産から商品の製造・販売までを一貫して手がけてきた中でも、加工部門により注力していこうとの思いで、2023年より「若狭三方ビバレッジ」として新たなスタートを切りました。若狭地区発祥の希少品種「紅映梅」100%にこだわった商品をお届けします。

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